「カルテット」 すずめちゃんの思い
「カルテット」7話。Twitterでは時間軸の話で持ち切りだし(公式から否定のツイートが出ましたね)、マキさんの夫へのどうしようもなく実らない思いとか、包帯とかアリスの車バックとか旧姓とか「巻き戻ってる」感満載のおはなしが今回のメインだと思います。
でも、私はすずめちゃんがコンビニでマキさんの腕を掴み、その腕を離したあの瞬間。あれが悲しくて切なくてしょうがないんです。
3話ですずめちゃんの父親が死んでしまった後、マキさんが逃げるすずめちゃんを追いかけ、腕を掴んだあのシーンの逆バージョン、入れ替わり、巻き戻しをみてるかのようなのが更につらい。
すずめちゃんの思い
マキさんの夫への届かない愛もひとつの恋愛のかたち。
別府さんが長年ストーカーしてたマキさんへの思いもしかり。
そしてすずめちゃん。
別府さんのことが好きなんだろうな、と思わせる「WIFI繋がりました」の可愛らしいキス。
3話で父の臨終に奇しくも立ち会ったマキさんから、「病院行かなくていいよ、軽井沢帰ろう。」と思いもかけない言葉をかけられ長年の思いを払いのけてくれた驚き。
同じシャンプーをみんなで使ってるから髪の毛から同じ匂いがして、同じコップ使ってパンツもシャツも全部洗濯機に放り込んで、そういうのでもいいじゃないですか、と軽井沢のあの場所が居場所だよ、とマキさんに言われた時のすずめちゃんの潤んだ瞳。
「おかえりなさい」「ただいま」と言いあえる人がいることの嬉しさ。
マキさんへの思い
マキさんの存在が大きなものになっていく。
音源を流すだけで演奏するふりだけをする舞台などいやだと言って泣くすずめちゃんに、マキさんは、三流の意地を見せてやりましょうと鼓舞し、すずめちゃんは「はい」と強く答える。(5話)
録音機をポケットに入れてスパイに来たアリスがマキさんに次々と弾丸を打っていくのをみて、見てられずマキさんを助けようとする。(5話)
失踪したマキさん夫と知り合い、彼がコンビニ強盗したことを知った時、「ああ、どうしよう、マキさんにどう言ったらいいですか?まいったなぁ…」と傘を手に持ちながら うろうろ歩きながら困る困る。(6話)
片思いの相手は誰なのか
みんな片思いっていうのがドラマのコンセプトでした。
4人が一方向に片思いで、ドーナツのように丸になってるのかなって思ってました。違いましたね…
マキさんは夫に片思い。家森はすずめちゃんに片思い(?)別府さんはマキさんに片思い。じゃあ、すずめちゃんは?
別府さんにだと思ってました。キスもしてたし。
でも、5話の最後でマキさんに自分がスパイしていたことがばれてしまったときに見せた表情が、もう切なくて…
もしかして、片思いの相手はマキさん…?
7話を観ていて、すずめちゃんのマキさんへの気持ちが気になって気になって… 昨日も友達と、マキさんとすずめちゃんの関係についてああだこうだと言ってるうちに、その友達から私にはなかった考え方を教えられました。
ちょっと中途半端ですが、また次に書きます。
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