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家来たちに愛される主人公 ~16回 おんな城主直虎~

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劇中ミュージカルも楽しめたし、画面から飛び出そうな直虎の大写しの仏頂面も政次の嫉妬が隠しきれない絶妙S男子ぶりも面白かった16回。「綿毛の案」 

 あらすじ

駿府から無事帰還した直虎柴咲コウ)。瀬戸方久ムロツヨシ)は井伊家の財政を立て直すための新たな産業として「木綿」作りを持ちかけ、綿の実の栽培を勧める。乗り気になった直虎は瀬戸村の百姓・甚兵衛山本學)に相談するが、井伊領内は深刻な人手不足であり、木綿作りを担う人材がいないことがわかる。人手を探して村々をまわる直虎だったが、ある日水浴びをする若い男(柳楽優弥)と運命的な出会いを果たす。男から「人は銭で調達できる」ことを聞いた直虎は、調達できる場所の情報を得ようと方久らと茶屋に出かけるが、そこにふいに政次高橋一生)が現れ「噂を流せばよい」と言い残し去っていく。直之(矢本悠馬)の機転により「井伊ではタダで土地がもらえるらしい」「それはまことの話か?」と芝居を打つ直虎一行。噂は功を奏し、見事銭を使うこともなく人が井伊谷に集まる。

第16回「綿毛の案」|あらすじ|NHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』

 

今週の雑感

先週、内外共に城主としての自分のポジションを認められた直虎が、「民を潤す」との言葉を違えず、どうやって潤していくのか、その方策の試行錯誤を楽しく見せてくれました。領地の経済をどうまわしていくか?ですね。

 

朝ドラ「ごちそうさん」の時も思ったんですが、森下桂子氏は、こういう「どうやって」「いかにして」の部分を丁寧に具体的に積み上げていくのがとても上手な方ですね。

 

前回15回では、直虎の持つ天性のリーダーとしての素質を垣間見せ、今回天性ゆえのその物の見方考え方の甘さや短慮っぷりを見せる。

 

城主として備わっているものと、これから獲得していかなければいけないものとの対比。直虎の足りない部分を敵対している小野政次が補うという、それが直虎にとって不本意ではありつつしかし政次の策に対しては感心するしかない直虎の胸中。

 

複雑な人間関係とそこから生まれる思い。感情。直虎が「民を潤す」ために何でも試してみるという気持ちに動かされる家来たちが主に対して抱く思い。

 

直虎が倒れてどんな病かと気が気でない中野直之が、ただの疲れだと知った後に安堵で座り込みつぶやく恐れには真実味がじわじわと来ます。

 

六佐殿。俺はな、正直ぞっとするのじゃ。

殿を頂いて戦などというはめになったら…

とてもお守りしきれる気などせぬ。

 

この憂慮は、直虎が女性だということから来ているとは思うのだけれど、どれだけこの直之が直虎のことを心配しているか、主としての直虎に対する思いを端的に表しているなぁと。そしてこれこそが政次がずっと恐れていることそのもので…

 

今週の政次

今までの辛い状況から少し変化しました。それは、直虎が欲しかったものが政次の助言によって得られたという、なんだか初めて政次が報われたようで、私の母心が満たされたこともあり。

 

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「わたしならば思うが。」

背中を見せる直虎に語りかけるこの時の政次の顔は鶴でした。 

 

 

そしてもう一つは、政次の嫉妬心メラメラな百面相を見れたことです。

 

直虎が、六左衛門に続き直之と綿花栽培のために人手を求めて村を歩き回っている時、政次が直虎に会いにやってきます。しかしそのことを政次に知られたくない六佐は、直之と物見遊山に出かけたと嘘をつきます。 

 

政次「物見遊山… ほう。こないだはそなたと物見遊山。今日は中野殿と物見遊山。殿はさように物見遊山がお好きじゃったとは存じ上げなかったが。」

六左衛門「お好きになられたのではないですか、はは」

 

 

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 コワイコワイ、政次。

 

政次がいちばんしたいのは、六佐や直之のようにいつもそばにいて直虎を守ること、助けること。それなのに、そこにいられないばかりか自分以外の家来が一緒にどこかへ出かけていることだけでも政次にとってはものすごい嫉妬の対象のはず。

 

更に子供の頃からずっとそばで見続けてきた直虎のことを自分がいちばん知っている、いや知らない事などがある筈もない(バイ政次)。のに、六佐から言われたのは「お好きになられたのでは…」

 

いちばん踏んではいけない地雷を六佐が踏んでしまいました。蛇の尻尾を踏んじゃった哀れ六佐…

 

 

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雑巾を頭に… 本来M男子なのに嫉妬にかられてSになる…

 

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見たこともないコワイ笑顔。

 

いやあ、この六佐とのやり取り。何回見ても飽きません。これこそ蛇に睨まれた蛙の如き六佐。政次の助言のお陰で農民が井伊に押し寄せていることをちゃんと政次に報告することも忘れませんでしたね。

 

ふだんの能面が板についてきたかのようですが、実は能面被っていると思ってるのは本人だけで、周りにはダダ漏れですよ… またその完璧じゃないところが魅力でもあるんですがね。

 

終わりに

私がずっと見たいと思っている、直虎と政次ふたりの強力タッグ。直之や六佐とのコントのようなやり取りに政次が横槍を入れて、フフと笑顔を押し殺す政次、ください…

 

南渓和尚から言われた、「政次を使う」という選択肢を直虎が念頭に入れ始めたこと、とても嬉しい。嬉しいんですが、史実を曲げない限り訪れるその日を思うと…

 

この先どこまで政次ウォッチャーを翻弄するのか?いや翻弄されたいというMっ気が出てきてしまうし、直之の見せるかわいい笑顔に癒されるし、忠犬そのものの六佐は見ていて和むし、ときどきムロツヨシが現れる方久の芸も細かいし、しのさんとの真の戦いはこれからだろうし、姉妹でこれほど違うのか?!のなつさんの賢そうな働きにも期待大!!

 

あ、新しい登場人物のことに触れてませんでしたね。それはまた次の機会に。

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お越し下さりありがとうございました。

 

大河にハマりすぎて他のドラマに興味がなくなっております…

 

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