私の乳がんのはなし 4 <タモキシフェン療法を始めて>
こんにちは。あじさいです。
久しぶりに病気の話の続きです。暗くならないように画像は夏仕様にしてみました。
これまでの経過の詳しい話はこちら。
https://yutaka-sukkiri.com/2022/01/26/disease/
https://yutaka-sukkiri.com/2022/03/16/cancer-2/
https://yutaka-sukkiri.com/2022/05/14/cancer-3/
前回までのはなし
前回の診察は5月10日でした。1月末から飲み始めたアロマターゼ阻害薬の副作用なのか手の関節が痛くてしょうがなくなり、それをその時に医師に伝えたところ、違う薬のタモキシフェンが処方されました。
https://www.ncc.go.jp/jp/ncch/division/pharmacy/010/pamph/breast_cancer/100/index.html
乳がん細胞の増殖を促進するエストロゲンが作られる場所は閉経前の女性と閉経後の女性で異なります。閉経前の女性では、エストロゲンは主に卵巣で作られます。閉経後の女性では、卵巣機能が低下し、エストロゲンの量が減ります。しかし、かわりに副腎からアンドロゲンという男性ホルモンが分泌され、脂肪組織などに存在しているアロマターゼという酵素の働きによって少量のエストロゲンが作られ続けます。エストロゲンが、がん細胞内のエストロゲン受容体と結合すると、乳がん細胞が増殖します。ホルモン療法ではエストロゲンの産生を抑えたり、エストロゲンがエストロゲン受容体に結合することを邪魔することで、乳がん細胞の増殖を抑えます。
ここに出てくるアロマターゼという酵素の分泌を抑えるのが、アロマターゼ阻害薬。それによりエストロゲン産生を抑えます。
ということは、エストロゲンそのものが出なくなる。出なくなるからがん細胞が大きくならないんだけれど、女性ホルモンが出なくなるということは更年期障害のような症状も起きうる。で、私の場合関節痛がひどくなったんだと思われます。
そこで、エストロゲンを抑えずに、がん細胞内のエストロゲン受容体に結合することを邪魔してくれるのがタモキシフェン。エストロゲン自体は減らないから副作用も少ない、と。
ただ、ここにも書いてあるけれど、長期間服用していくと子宮への影響が少なくないとあるのが気になりますがね…
7月10日(火)B病院5回目受診
さて、当日。
関節痛も起こらず、身体に何も変化ないことを医師に伝えました。超音波で検査したところ、またがん細胞は小さくなっているとのこと。
薬が効いている。ほっとしました。
ただ、手術をしない限り、このホルモン療法を止めることはできないとも言われました。手術をすれば、その後5年くらいでホルモン療法を終了させることもできるだろうけれど…と。
そして驚きだったのが、この医師は来月でB病院をやめるとのことで、次回は新しい医師が担当になると告げられました。
次は10月です。新しい医師がどのような考えを持っているのか聞こうと思います。手術に関してやホルモン療法の副作用などなど。
とりあえず、薬が効いて副作用も出てないので日常生活は普通です。毎週4、5回ホットヨガに通ってます。
社会人になった次女はかなり大変そうで、心配ごとは尽きないけれど、私の生活や人生は彼女とは違うものだ、と毎日思い直しながらできるだけ心配から離れようと思っているところです。
韓国語英語の勉強もしています。映画にもぼつぼつ行っています。漫画も読んでます。感想を書くまでがハードル高くて何にも残せてないのがちょっと残念。
あとついこないだ出たばかりのLizzoの新しいアルバムが素晴らしくて感動してます。是非!
https://open.spotify.com/album/1NgFBv1PxMG1zhFDW1OrRr?si=F-vAt4M9RFC55BGha0M-HA
梅雨明けとは程遠い日々が続きます。皆様、お身体自愛くださいね。
それではまた。
あじさい