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80歳になる父と義父の、コロナワクチン接種の現在

父と義父はたまたま同い年です。12月生まれというのも一緒、妻を先に亡くすというのも一緒。去年80歳になりました。

コロナワクチンの接種について。

 

自治体によって違うなぁと感じたことを書きますね。

 

義父へは先月の4月20日あたりに封書が届きました。クーポン券、説明の用紙2枚、接種のための予診票が入っていました。

 

説明が多いし長いし、どうもネットで予約できるらしいので、すぐに私が内容を読み、スマホQRコードを読み込んで、数十分後には可能な場所のいちばん早い日時に予約が完了しました。

 

一緒に住む家族がいる義父は自分では何をすることもなく予約できたことになります。

 

そうしたら、近くに住む方で、何を書いてるのかわからないからってことで行きつけの医院で予約をしてもらおうと、届いてすぐの夕方にその医院まで出かけたそうです。同じような方がたくさん居たという話を義妹から聞きました。しかし医院に行っても予約できず…

 

説明の字も小さいし、ネットでなんてハードル高すぎるし、そりゃそうなるだろうな…と思いました。

 

ここにきて、自治体に接種予約の電話するも全く繋がらないというニュースをよく見かけます。ネットで出来ないならば電話するしかないわけで、その電話も自治体の規模によっては繋がらないというのは想像できます。

 

すぐ近くに相談できる子供や孫が居ればいいけれども、そうじゃなければ、接種の機会も遅れていくわけで、この差って…と私の実家の父はひとりで暮らしているしすぐに行ける場所でもないのでどうしたもんか…と思っていました。

 

父の住む自治体では、年齢を小刻みに区切って接種券を配布しているらしく、80歳の父はまだもう少し先かなと思っていたところ、日曜日に届いたとの連絡がありました。

 

スマホを使えない父に、写真を撮って見せてと言えずもどかしく、とにかく書いてあることに忠実に行動するしかないわけで。

 

父の話によると、自分の行きつけで歩いていける距離の医院が接種可能場所になっていること、そこに薬をもらいにいく用事があるので次の日の月曜日にその医院に行って接種予約をしてくる、とのこと。

 

電話やネットでしか予約できない、と思い込んでいたので、ほんとにできるのかな?と父の理解力を少し疑いながらも、連絡を待っていました。

 

そうしたら、昨日のお昼過ぎに、5月の最終週と6月の半ばにそれぞれ1回め、2回めの接種予約ができた、と連絡がきました。

 

おおおおおお。

 

良かった。

 

父の自治体が電話とネットだけの予約だけじゃなく、高齢者にとって一番理想的な行きつけの医院での対面での予約を可能にしてくれたこと、ほんと良かったと思いました。

 

自治体の差というのが如実に表れているこのワクチン接種の方法。

 

国によっては、ものすごく簡単に予約できるシステムがあると知り、日本は、去年から1年も余裕があったにも関らず、自治体への配分や予約方法の確立にどうして人手をかけることができなかったのか、オリンピックへのあり得ないほどの浪費を見るにつけ、お金の使い方がなんでこうもヘタなんだろう…と悲しくなるばかりです。

 

オリンピックを1年延期した時点で、日本はどこの国よりも早く住民へのワクチン接種を終わらせなければいけなかった。そうしていれば、オリンピックへの反対がここまで大きくなっていたか?とも思います。

 

いずれにしても、高齢者への接種は進むようだけれども、そこから全体に行き渡らせるのにどれだけ時間がかかるか、熟視していきます。

 

父のワクチン接種の1回めが終わったら、いちど会いに行ってこようと思います。

 

https://yutaka-sukkiri.com/2021/04/26/reason-not-visit/

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お越し頂きありがとうございました。

あじさい