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ひとりになった高齢者の親への対処

私の親へのスタンスや考えはここで何回も書いてきました。

これまで

親の病気やこれまで思ったことや考えたことなどはカテゴリ「親」をごらんになって頂ければと思います。

https://yutaka-sukkiri.com/category/%e5%ae%9f%e5%ae%b6/

母がレビー小体型認知症を発症してから5年ほど経った今年1月、亡くなりました。

父がひとり暮しになりました。

実家へは新幹線を使って家から4時間くらいかかります。

妹は同じ県に住んでいて、1時間ほどです。

高齢者ひとり暮らしの心配

心配していたことがそれほどでもなかったり、やはり心配が募ったり、といろいろな5か月でした。

ごはん

母の晩年は、かなり自分のことができなくなってきていて、料理もできなくなっていました。

父がご飯を炊いたり、総菜を買ってきたり、自分で料理を作ることはしなかったけれど、食べることに関しては問題なくできていたので、今もそんな感じを続けてます。

外食するのが好きで、コロナ自粛期間はひとりでウォーキングした後外食をするのが唯一の楽しみだったらしいです。

家事一般

仕事を退職してから、洗濯・掃除機をかけるのは父の仕事だったので、まったく問題なしだし、私より丁寧です。

ごみ捨ても、母ができなくなってから、ごみのカレンダーを毎日見ては捨てていたので問題なし。

ごはん(作れなくても自分でなんとかできる)、掃除、洗濯、ごみ捨て。これができていれば、生活には問題ないですね。

耳が遠い

テレビの音が大きいですねぇ。あまり認識がないのが困りもの…  これ以上になったら補聴器をしてほしいと思うものの、頑固だし自分が老いているのを認めたくない人なので厄介です。

物忘れ

かなり進んでいると思います。母の葬儀手続きや相続など、私と一緒に出掛けて申請や届け出などをしましたが、次の日にころっと忘れていることが多く、ただの物忘れなのか、それとも認知症初期なのか、判断できかねてます。

年齢から、しょうがない範囲だとは思いますが…

これに関しては、ノートを作って、母の葬儀、届け出、などすべての記録を残すことにしました。

私も忘れてしまうし、とにかく誰が見てもわかるようにノートにすべて残しておいたので、誤解もおきないし、思い込みで暴走するのも防げます。

人が亡くなると、膨大な届け出と葬儀関係の決め事が押し寄せてきます。それに相続も加わります。

私も父も悲しみとか驚きなどでただでさえ頭が働かないので、とにかく書いておく、それが良かったです。

家での心配

やはり転ぶのがいちばん怖いです。

母も去年の夏、まぁまぁ元気だったときに家の中で転んで歩きづらくなってから、どんどん気持ちも身体も落ちていきました。

実家は2階建てです。父にはできるだけ2階には行かないよう言っています。

トイレ、お風呂場、玄関などは、母が介護認定を受けた後、手すりを付けたので(国から8割の助成あり)それは安心材料ですね。

ひとつ、過剰な機能だと思ったことを。

トイレです。手すりを付けたときに、新しいトイレに替えたのですが、それが自動洗浄してくれるんですよ。

立ち上がるとじゃ~っと流れる。自分で操作する必要がない。

う~~~ん。

この機能は良くない。自分で考えなくてよい機能は、高齢者には良くないなぁ。ってことを思いました。

車がほんとに心配

もうこれに尽きます。

車が好きで、若い時から何台も替えて、退職してからは毎日拭きあげて。

ほんとに好きなんだと思います。

でも、運転に自信があるからこそ、一緒に乗っていてヒヤッとすることが多いです。

こないだも危ない場面があったので、かなりきつく叱りつけました。

運転免許返上なんていう言葉は彼の辞書に一切載っていません。

今年80歳。老化はしているけれど認めたくない人たちっているんですよね。

だから、決めました。今現在、手に入る車の安全装置が全部付いた車を買ってもらおうと。

この車種しか絶対乗らないと譲らないので、近くの販売店でもらったパンフレットを送りつけました。

この週末に、妹と一緒に販売店で見積もりを出してもらったそうで、安堵しました。が、なんと納車は9月だということで…

もちろんどんな車であってもドライバーが全責任を負うわけで、自分が老化していっているということ、運転には絶対などないということ、どれだけ気を付けても安全ということはないということ、これをわかってもらうのがここまで大変だとは…

これからも心配は続きます。

まとめ

この先も一緒に住むことはできないなぁって思います。考え方が違い過ぎて干渉してしまうから。

つかず離れず。

ひとりで頑張ってもらうしかないです。

コロナ自粛の間、元気がなくなるかなぁとみてましたが、それほどでもなく。

先週からやっとサークル活動が始めることができたみたいで、これで毎日やることができたし、人とも繋がれるし良かったと思います。

やれやれ。

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お越し頂きありがとうございました。

あじさい