自分の事は自分でする
おはようございます。
ここにも以前書いたけれど、私の知人は、突然義母が亡くなり、残された義父が何もできなくてほんとに大変だと愚痴っています。
灯油をストーブに入れることすらできなくて勤務中の息子に電話をしてくる始末…
そういう風に長年してきてしまった亡くなった義母に対しても文句を言いたいと。
自分で自分のことをする
生きてれば誰も家事から逃れることができない。
誰かに一方的にやらせてるっていう人も多くいるとは思うけど、どんな人でも食べたり飲んだり活動するだけで部屋は汚れるしゴミは出るしトイレやお風呂は汚れるんだから、そこはちゃんとひとりひとり意識していくような教育が必要じゃないか?
家でも学校でも。
私が中学の頃は家庭科は女子だけだった。今はそうじゃない。みんなが技術家庭を学ぶ。それでも子どもが男の子か女の子かで育て方が違うひとはいまだに多いかもしれないと思う。
私の義父なんかは年齢的なものもあってか男が台所に立つものじゃない、と思ってる節がある。女の子がやるもんだと思ってる。
友人で親から4年制の大学に行かなくていい、と言われ短大を選ぶしかなくて今でも後悔しているひとがいる。
男子も女子もみんな、家事をやる。自分のことは自分でやる。そうやって育てていけば結婚して家事を一方的に押し付けたり、性別でやるやらないの考え方をする人が減るんじゃないかな。
男だからこれはやらなくていい、女だからこうしなきゃ、男だからこの色、女だからこのおもちゃ、などの固定観念を崩していく。
小学生のランドセルを見ているとカラフルで、昭和時代のあのこり固まった規定自体は解かれているような気がする。
「よくばり」だと?
でも、結婚するひとたちが減っていき、合計特殊出生率も下がり続け、家事や育児に辛い思いをするくらいならいっそのこと結婚なんてしない方がマシ、と考える女性が多いのも頷ける。
https://twitter.com/shishmaref/status/1465178442811383809?s=20
広島県のこのハンドブックが炎上している。
「よくばり」
この言葉あまりにも酷い。一歩譲って子どもを育てながら働きたい女性を応援したいのはわかる。そこにこの言葉を入れることの暴力性。
これを表に出すまで誰も疑問を持たなかったのかな。子どもを持つ男性が働く事をだれも「よくばり」という言葉を使って表現することはしないのに。
こんな行政ばかりではないとは思うけれど、余りにも今の日本の政治や社会を凝縮したみたいに思えて悲しい。
そりゃ出生率も下がる。
だから、男性だろうと女性だろうと「家事」とよばれるものはみんな一緒にやるべき、という教育が必要だと思う。
男は働いていれば他の事はしなくていい、逃れられる、という考え自体をなくす必要があって。だから企業自体も変わらないといけないんだよね…
高いハードル。
「経済の生産」が最優先、至上だと進んできた社会において、「家事労働」がお金を産まない、経済に何ももたらさない、と考えられてることでその「家事労働」を性別で押し付けてきた今までを変えないと。
私の両親、夫世代はもうムリとしても、若い世代には性別で役割分担する考え方はもう終わりにするような教育を。是非。
娘たちにはそういう事を折に触れて話しています。下の娘の同学年の子が最近結婚したと聞き、もうそういう年齢になったんだな…とかなり感慨深いです。
それでは。
あじさい