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「自分の時間を取り戻そう」見えない時間をちゃんと見つめよう!

こんにちは、あじさいです。

今日は、様々なブログサーフィンをしていて、お、読みたい!と気になった本が図書館で借りることができたので、その本について書きますね。

 

「ちきりん」という方をご存じでしょうか。

ブログ「Chikirinの日記」でBLOGOSアワード大賞およびアルファブロガー・アワード受賞。
実名を明かさないアルファブロガー、ちきりん(有名人なので敬称略)。https://chikirin.hatenablog.com/

 

彼女の文章を読んで、おお、と思う事もあれば、んん?となることもあり。さて、この本はどちらだろう?と思いながら読み進めていきました。

無くなってしまうのに皆が無くなる事に鈍感なもの、それが時間

ほんと、時間の大切さって、日々感じることができないのはなんででしょうね。

 

時間の有限さはわかってるはずなのに。お金に比べて、時間への有限感を感じることができない理由を氏はこのように述べてます。

ところが時間に関して有限感を持つには、ちょっとした工夫が必要です。半年前の自分が20歳ちょうど、今の自分が20歳6か月であっても、大半の人は「半年分の時間がなくなった!」と感じたりしません。見えないものについては「どれほど減ったか」を自然に感じとることが難しいのです。
お金の有限さに比べて、時間の有限さが二の次になってしまうのは、それが「見えない」からなんですよね。お金は、銀行口座を見れば一目で数字の増減が見れますから。

 

子供の学費など、お金が大事なフェーズがあるのはもちろんあり、でも、「見えない」うちに失われていく時間について、意識するってことは、すぐやらなきゃ!と50代半ばの私は頷きました。

お金を節約するのではなく、いかに活用するか、への発想転換

私たちはどうしても、お金を使わずに節約しようという考え方になっちゃいがちです。でも、氏はこう提案します。
家計簿をつける目的としては、貯金や節約、無駄遣いの抑制などが挙げられます。でもここではちょっと発想を変えて、「先月(or この半年で)最もお金が有効活用された支出は何だったか?」と言う視点で、お金の使い方を振り返ってみてください。無駄遣いをあぶり出すのではなく、最も有効に使われた支出=最も生産性が高かったお金の使い途をリストアップするのです。
氏自身が有効だと感じたのは、ラオスに一人旅をした際、現地のガイドを雇うために払ったガイド料だったとのこと。

 

ガイド料は高額でも、それだけ価値のある情報を得られたことから、生産性の高いお金の使い方だったと書いてます。(コロナ禍の現在では海外旅行は遠い夢ですが…)

 

確かに、節約だけに目を向けるのではなく、どうお金を使ったら自分が満足するのかを考えるって、毎日の生活の上で大事だなと、コロナで自粛生活をするようになった今だからこそ思います。

 

毎日毎日我慢を強いられる生活で、これ以上のストレスはごめん… だから、どうやってお金を使うのが自分のしあわせなのか、を考えることで、反対にお金を貯めるモチベーションも高まるように思ったりします。

え?お金や時間よりも大事なこと?

お金と時間以外の希少資源についても書いておきます。実は最近の私にとって最も貴重な資源は、「頭がきちんと動く時間」です。 <中略>

誰にでも1日は24時間ありますが、今の私にとってはその中でも「一定レベル以上の集中力で頭を動かすことが可能な4時間」が、他の時間より圧倒的に貴重です。

時間の中でも、集中力が保てる時間、ということでしょうかね。

 

歳を経てくると、身体が疲れやすかったり、もちろん人それぞれでしょうが、結局、「健康」でいることが大事。

 

何時までも自分の好きなことをし続け、元気に日々暮らすためには、身体を鍛えるまではいかずとも、筋力を減らさない、病気にかからない、睡眠をとる、などなど身体をケアすることがいちばん大事かも、と思います。

どうやったら自由になる時間を得られるか?

「忙しい日々」を当たり前だと思って無理して働いて何でも自分でやろうとする日本人気質へのメスの入れ方がちきりんらしいです。

 

今の現状を「しょうがない」からと諦めて変えようとしない人に向けて、考え方の根本から変えてみよう、と訴えてます。

 

そもそも、あなたがいちばんしたいこと、一番価値を置いていることは何なのか?を考えることがなにより必要。

 

なんとなく、いつもやってるから、の言い訳で生活を変えようとしないのは、結局、それがラク、だからなんですよね。だって「考える」ってすごおおおくメンドウだから。

 

ここに書かれていることは、普通に暮らしていると、え、そんなことムリ、とか、メンドウ、とか、日本ではそう簡単じゃないでしょ、とか思ってしまいがちなんですよ。

 

ここに例として出てくる、子育て中の共働き女性のように、なんでも一人で完璧にこなさないといけない、と考えてしまいがちだったり、日本社会そのものの規範とか許容範囲とか、その息苦しさの中に埋没してしまう…

 

欧米のようにベビーシッターや家事をアウトソースするのが当たり前な社会と比べたら、日本での生きる上でのしんどさは、特に女性にとって、ほんとにほんとに苦しいですね…

生産性を上げるためにできる一つのこと

どんな仕事をしているか、で各々具体的にやることは違ってくるんだと思うのですが、ちょっと、この本だけでは具体的にこうすればいい、というところまではなく、ちょっと残念な感じです…

 

でも、ここで氏が書いている誰にでも当てはまる効果的な方法として、「やりたいこと」をスケジュールに最初に入れ込むこと、は確かに大事でしょうね。

ここでもまずは、あの美術展に行きたい、気になっていたレストランに行ってみたいと言った「やりたいこと」の予定を、先に(無理矢理にでも)カレンダーに入れてしまいます。早めに友達を誘って前売り券を買ってしまい、その上で、その予定が問題なくこなせるよう「知恵を絞る」のです。
 
ここで「やりたいこと」の時間を先に確保すれば、「やらなければならないこと」に関しては、今までよりはるかに生産性の高い方法を考えなければ乗りきれなくなります。やりたいことができるようになり、やらなければならない事は早く終わらせられるようになる。まさに一石二鳥なのです。
とにかく、時間を限られたものとしてダラダラしない。働く時間を決め、その中で「知恵を絞る」「工夫する」「ちゃんと頭で考える」ことをしろ、と言ってるんだと思います。

 

その中身については個々人で考えるしかないですね。

まとめ

この本、ちきりんの考え方が随所に現れていて、AmazonGoogle、UberEatsなどのメガ企業礼賛や、そもそも生産性の低いひとは働かなくていいですよ、な社会がくるかもしれないから、頑張って生産性を上げよう、って書いてます。(いわゆる、自己責任論的な…)

 

最後のイラストの中の台詞も、「おまえら」などの言葉のチョイス、今だとパワハラじゃ… って思ってしまうそんな書き方は好きじゃないです。きっとちきりんがそうやって思ってるってことだろうから。

 

というように、ううううむ、ってなったりの箇所がなくもなかったのは確かですが、自分がイイな、と思える箇所だけ参考にすればいいんじゃないかな、と思いました。

 

なので、私はお金の満足できる使い方について考えたり、自分の中での優先順位をひとつひとつ考えながら日々過ごしていこう!!と結構前向きになってます。が、購入するまでもなかったのは確かです。

 

図書館で借りれて良かったです★(皮肉ではなく)

今日もかなり暑くなりそうなのでお互い気を付けましょうね。

それでは。

あじさい