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「大豆田とわ子と三人の元夫」9話<とわ八作の”流れてくパラレルワールド”辛い>

え、もう来週最終回!?心待ちにしてるドラマって終わるの早い。

https://www.ktv.jp/mameo/story/9.html

とわ子の選択

小鳥遊への答えはわかってはいたけれど…

Presence (主題歌)の歌詞には多くのヒントが隠されてるなぁと思っていて、

曖昧で純粋で 私が自分で決めた 幸せの姿

小鳥遊のプロポーズ。マレーシアに行きましょう、そこで仕事も見つけられますよ、に身を任せたい気持ちはきっととわ子にかなりあったと思うんです。

でも、シンシンの究極的に愛のこもった言葉で考えを変えたんじゃないかなって。

シンシン「それとこれは別じゃない。だって君は働いて恋をする人なんだから。人は働く。人は恋をする。働く君と恋をする君は別な人じゃない。分けちゃダメなんだ。誰より僕が知ってる。働く大豆田とわ子を否定するやつは離婚されて当然だ。」 とわ子「違うよ。違うんだよ。もうひとりはいやなんだよ。限界なんだよ。誰かに頼りたいんだよ。護ってもらいたいんだよ。」 シンシン「人の孤独を埋めるのは愛されることじゃないよ。愛することだよ。そして君には愛する人がいる。知ってる。僕のことじゃない。髭の人でもない。残念ながら君はあのひとを愛してる。その人も君を。」

シンシンの切なさ、先週から物凄かったけど今回も爆発してました。田中八作に気持ちが残っているのをちゃんと見抜いているのがね… この『働く大豆田とわ子を否定するやつは離婚されて当然だ』これが自分にもかかってるっていうのがね。過去の自分の行動を相当後悔してるのがわかるだけに、彼女の気持ちが自分にないのをちゃんとわかってるのが見えるだけにほんとシンシン…(涙目)になりました。

とわ子は誰かに自分の人生を預けない人。「幸せの姿は自分で決める」人。

パラレルワールド

4話と9話の最後に流れた主題歌4つ目ヴァージョン。Presence IV feat. Daichi Yamamoto, 松田龍平

馬鹿みたいに恋に落ちて 最後の晩餐二択閉じてく 心抱えて歩いてる帰路 流れてくパラレルワールド(Off we go)

田中八作(松田龍平)バージョンが今日0時に解禁されました。

しかしこの9話は、前半はシンシンにやられ、後半は八作にまんまとやられてしまいました。

まさに”パラレルワールド”がそこに展開されていたから。

If の世界。もし、ふたりがそのまま結婚生活を続けていたら。もし、とわ子が八作の奥底にある気持ちに気づくことがなかったなら。

余りにリアルで、とわ八作&唄ちゃん3人がしあわせすぎて哀しくてしょうがなくてさめざめと泣きました。

このパラレルを見せるの反則ですよ、坂元さん…

「3人で生きていこうよ」

かごめと一緒に3人で生きていく。ひとが誰かと物理的にいつも一緒に居ること=結婚、が全てではない。孤独を埋めるのは愛されることじゃなく愛すること。

このドラマは、結婚や恋愛が成就するまでの人間関係じゃなく、それが破綻した後の関係性を描いていくっていう今までにないドラマだと思うんだけど、そこで見せる「自分で決めた幸せの姿」で元気をもらえたり背中を押してもらえたりするんだなぁって思いました。

映画やドラマやお芝居、音楽のちからを、コロナ禍になってから更に強く感じていて、自分が好きでたまらないものに接すると、自分語りをしたくなる。自分語りってセラピー効果もあると思うんです。

あり得たかもしれないとわ子八作のIfを見て、自分自身の人生にあったかもしれない並行世界に思いを馳せたり、かごめの死が受け入れられなくて自分の周りに起きた死というものを思い出したり。

かごめの突然の死からは未だに抜け出せてなくて、今でもかごめが生きている世界線の物語が見たかったとは思うんだけれど。

今日このツイートを見て、そうだなぁって。「急に死ぬ」ことってあるんだよなぁって。コロナがない時だってそうだったなぁって。私の祖母は脳出血で一瞬で亡くなったし、義母は転んでそのまま意識が戻らなかった。

誰かとの会話が楽しくて、ひとのひとへの思いが愛しくて切なくて、突然ひとは死んで、それでも毎日時間が過ぎていく。

Life Goes On.

自分なりにこのドラマの伝えたいことを受け取り、最終回を待とうと思います。

https://yutaka-sukkiri.com/2021/04/16/towako-1/

https://yutaka-sukkiri.com/2021/04/23/towako-2/

https://yutaka-sukkiri.com/2021/05/06/towako-3/

https://yutaka-sukkiri.com/2021/05/07/towako-4/

https://yutaka-sukkiri.com/2021/05/14/towako-5/

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https://yutaka-sukkiri.com/2021/05/26/towako-7/

https://yutaka-sukkiri.com/2021/06/04/towako-8/

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お越し頂きありがとうございました。

あじさい