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子育てで1番大切なこと

娘が2人とも成人してるのに今更?感がありますが。

子育て。

誰一人として同じ経験をしてなくて、誰かのグッドなやり方が自分の子どもにはグッドではない、というのは良くある話で、これほど正解を求めたいのに、求めても何処にも正解はない、という物凄くハードルの高いものだと思うんです。

子育てのただなかに居た時には見えなかった事って後からわかったりするし、後でわかった時点では時すでに遅し、な面が多い。

発達の遅かった下の娘への私の態度は、かなり、彼女を傷つけてしまったと思います。

娘が小学生くらいの時に自分の間違いに気付いて方向転換はしたつもりでは居たけど、どこまで転換できてたか。

算数の計算がなかなか出来ない子にイライラし、逆上がりも出来ない竹馬も一輪車も乗れない子を前にしてため息をつき、言葉がなかなか出てこない漢字を覚えられない子の将来を考えて絶望しました。

自分の思い通りにならない子どもへの私の気持ち。敏感な子が気づかない訳がありません。

ある時、「お母さん、私を産んでよかった?」と聞かれてしまいました。

当り前じゃないの、とすぐ抱き締めましたが、彼女の不安定さを私がもたらしてしまったのか、と申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

長女の方が人よりなんでも早くできて、優秀で、いつも比べられている下の娘の心の中は計り知れないけれど、ほんとにほんとに親のひとことで子どもは劣等感を持つし、反対に自尊心を上げることもできる。と実感します。

子育てで一番大事なこと。

それは、あなたを産んで良かったと子どもに伝わるように接すること。かわいいよ、と言って抱き締めること。

それ以外ににないと。

子どもを自分の評価軸で判断しないこと。そこに居てくれるだけでいいんだ、と思わせること。過去に戻れないのが悔しいけれど、今、コロナ自粛でいつも子どもと向き合わなければならない方たちに言いたいのは、叱っても怒ってもいい。でも変わらずあなたが好きだよと伝えてくださいね。

今頃後悔している私が言えるのはそれだけなんですよね。

それでは。

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お越しいただきありがとうございました。

あじさい