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ラッキーアンラッキーが交錯する日々

今朝、30分ほど突然停電しました。

夜じゃなくて良かったけれども、これだけ短い時間なのに、どれだけ電気に頼った生活をしているか、かなり緊張してしまいました。 コロナが生活を侵食していくこの頃、ラッキーアンラッキーを感じるんですよね。 たまたま今日停電を経験して更に思ったことなんですが。停電が起きるなんて想像して生活してなくて、たまたまその場所に起きて、その場所の人だけが困惑する。 コロナも、もちろん今世界中の人たちが同じように脅威に晒されてはいるけれども、地域差があって、日本でも昨日緊急事態宣言が出され、毎日の暮らしがまた更に変わろうとしている地域があり。 昨日、その地域に住んでいる友人が、スーパーに行ったところ、すごい行列で、ソーシャルディスタンシングも取られてなくて、人手も足りなさそうで、かなり疲弊していました。 私の住んでいるところはその地域に入っていないのもあると思うんだけれど、スーパーに食料もたくさんあって、行列にもなってなくて、マスク消毒液はない以外はほとんど普段通りでした。 どこに住んでいるか、で変わってくる。 震災の時も感じたけれど、場所によって電気が通っていたり停電がつづいたり。車でちょっと走れば物は豊富にあって普段の生活がそこにはあるのに。どれだけの人が自分はラッキーだった、アンラッキーだった、と感じたことだろうと想像します。 気象や自然災害は、自分ではコントロール出来なくてそこにあるのは運だけだなんて、ほんと人の力の弱さ虚しさを感じます。 友人が、新しく大学に入った子供さんが東京に巣立っていったと報告してくれました。本当だったら、おめでたくて嬉しいニュースなのだけど、その友人は今東京に行かせてしまったことが正しかったのか、寂しい気持ちが募って不安でしょうがない、と言っていました。 私の娘たちにとっても大事な一年で、それぞれこの状況でいろんなことが不可能になりその状況の中でやるだけのことをしていくしかない諦めの連続です。 私はそばで見ていて、励まして鼓舞することしか出来なくて、こうやってどこかに気持ちを表すことでなんとか毎日やっているんですが、若い世代の誰もがコロナの影響を受け、まさに受験生とか就職活動中とか、自分で選べないその状況にどうかくさらずに、なんとか長いトンネルを歩いて行って、抜け出す日まで持ちこたえて欲しいと切に思います。 がんばるというよりも、踏みとどまりましょう、踏みこたえましょう。

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こういう時に茨城のり子の詩は効きます。

あじさい