MENU

コロナで揺らぐミニマリストという考え方

less is more という考え方も、ミニマリストという生き方も、このコロナ禍のなかで揺らいでいくんじゃないかと思ったりしてます。 昨日うちの周りのドラッグストアではトイレットペーパーティッシュがだいぶ元どおりになっていました。関東地区はまた状況は違うのかな… 現代社会では、自分の家じゃなく、近くのスーパーやコンビニを貯蔵庫代わりにしていて、特に年中無休24時間営業のコンビニが暮らしに現れてから文字通りいつでも何時でも、欲しいものを手に入れることができて、その存在が日々の安心にも繋がっていて、その当たり前の生活に疑問を抱くこともなかったんですよね。 先週末の東京都始め多くの県による外出自粛要請を発端に、スーパーから食料がなくなったというニュースを見ていると、貯蔵庫代わりにしていたスーパーから物がなくなるということは食べるものが調達できなくなるということで、結局自分の家の中に貯蔵庫を作る必要があるのではないか?と考えてしまっています。 私はすっきり暮らしたい、という思いでこのブログを始めてから、できるだけ在庫を持たないよう、ものを家の中に入れないよう、持っている物も減らしてきたんですが、物を持たないことのリスクもあるんじゃないかしら… と思い始めています。 と同時に、みんなが(私も含めて)こぞってミニマリストを目指した数年前の一大ブームは、社会、経済の安定の上に成り立っていただけなんじゃないかってことに気づいた方が多くいるのではないかと。 私たちが生きていくには食べることは必須なわけで、もしかしてそこが揺らいでしまったならば、ミニマルに暮らそうという考えが贅沢で手の届かないものになってしまう可能性があるんだと怖くなってしまいます。 とは言っても、日本は今のところヨーロッパやアメリカとは違って、死亡者数も多くなく、まだ社会が動いているとは思うのですぐにスーパーからものがなくなってしまうわけではないとは思います。 このコロナウイルスがもたらすものが大きすぎて目眩がします。確実に社会だけじゃなく、私たちの考え方生き方に変化をもたらすんだろうと思います。状況を過小評価も過大評価もしたくないし、恐れは伝染するので助長したくない。 できる限り公正で偏らない情報を得て、買い占めることは絶対にせずに少しだけ在庫を持とうかと、これまでの舵取りをちょっぴり変えていこうと思うこの頃です。

************* お越しいただきありがとうございました。

あじさい