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おっさんずラブから離れる選択

9月27日から1ヶ月が経ちました。

今週末にはS2の放映がいよいよ始まります。前記事に書いたように、私はS2をTwitter友に助けられ前向きに観ていこうと思えるようになっていました。

http://yutaka-sukkiri.com/2019/10/09/inthesky-conclusion/

  「いました」と過去形なのは、今はそうではないという意味です。悲しいけれど、楽しみに前向きに観るのは難しいなという状態。  

原因は

SNSTwitterInstagram)を展開する公式の、度重なる悪手には大人の事情もある、しょうがないと目を瞑りつつ、本編以外は雑音だと思い込み、なんとかやり過ごしてきたんですが、とうとう何かが決壊してしまいました。   それは29日の未明、公式Instagramである「武蔵の部屋」のほとんどの写真が消され、S2の写真2枚のみになってしまったこと。その中の1枚に、劇場版の冒頭で出てきた龍のフィギュアが置かれていたこと。   消してもいいです。公式が公式としてやっていく戦略とか宣伝とかそういうことには口を出せないし視聴者はそれを見ているしかないと思っているので。   でも。   新しく始めるS2に同じ名前の主人公とヒロイン(黒澤)だけを続投させ、これはパラレルワールドだからS1とは別ものだから、と(それだって座長が一生懸命強調しているだけ)言っているのに、劇場版(S1の続編)で使われたものと同じものを入れてくるその感性、意識、感覚。   これには私はもう、ついて行けません。新しく始まるドラマは違う世界だと、違う春田が生きてる世界なんだと、そうやってなんとか自分を納得させていたのに、これではもう…

公式の気持ちを想像してみる

9月27日の発表以来、かなり多勢の既存ファン(もちろん全員ではない)の精神をなぎ倒し続けてきた公式。劇場版の舞台挨拶の前に司会が「おっさんずラブは完結」という言葉を発したにも関わらず劇場版が上映中にも関わらず続編(S2)を発表するという、これまで界隈には愛が溢れ、相思相愛のように見えた公式とファンの関係をぶった斬るかのような公式の非情、その後も繰り出され続けた変化球の仕打ち。   私、ここにきて思ったのですが、公式は決してこのことを酷いことだと認識してないんですよね、きっと。   みんながおっさんずラブの世界にのめり込んではまり込んで、グッズやシナリオブックや公式本を買いあさり、聖地巡礼をし(私はしてないけど)この世界が大好きで、だから新しく作るおっさんずラブの世界も好きになってくれるはず、と思い込んでるように見える。   主人公である春田創一を出せば(田中圭を出せば)、BLの匂いのする世界を描けば、愛ってなんだろう、人を好きになるってどういうことだろうという既にS1で手垢のついた題目の使い回しをしても、そこに人は集まってくるだろう、となぜか知らないけれどとんでもない誤解をしてる。ように見える。   SNSのアカウントを変えることをしないのも、例えば、Instagramでも最近見たんですが、去年放映された「モンテ・クリスト伯」のアカウントをそのまま単発ドラマの「レミゼラブル」そして今期の月9「シャーロック」に引き継いだり、そういうことの延長だと思ったりもします。でも彼らはそれまでの軌跡を消したりはしてません。   フォロワー数50万を超えるアカウントを使わずに新しいアカウントを作るなんてことは企業の戦略でやるわけないとわかってます。それはしょうがない。   でも、なぜS1での写真をごっそり消すなんていう事をやってしまうのか。悪意を持ってやってるんじゃないと思うんです。パラレルワールドって言ってるしなぁ、なんか整合性取れないから消してしまってまた新しくS2の世界の写真を挙げればいいじゃない??って簡単に考えてしまったんだろうかって。   或いは傲慢過ぎるのか?   どんなことをやってもフォロワーちょっと減るかもしれないけど、みんな結局春田好きじゃん、部長好きじゃん、この世界、好きでしょ、って、見くびられてるのか?うん、見くびってるよね。それはかなり確か。  

私の取る選択

その1。本編以外に耳を傾けない。   結局自衛するしかないんだと思う。本編至上主義を貫くしかない。Twitterでは公式はミュート。Instagramでもミュート。ネットニュースでドラマの名前を見てもスルー。   ああ、でも新ドラマを宣伝する雑誌は本屋に溢れ、テレビでも番宣があるなぁ。全部をシャットアウトっていうのは難しいね。でも極力見ない方向にいく。雑誌も数冊買って読んだのだけど、もう買わない。   その2。この沼から上がる。抜ける。距離を置く。   実は、9月27日以降、劇場版を観たいという気持ちが薄れてしまって、それ以来観てないです。一回だけ、応援上映に行ける機会があったけれど、台風がやってきてしまい結局行かないで終わりました。そして明日で大抵の映画館で上映が終わってしまう。   劇場版は結局4回観ました。この劇場版の内容も、この一連の騒ぎの理由も含まれているなぁって今は思います。腐したりするのが嫌で言ってこなかったこともあります。   S1も観てないです。   少しずつ少しずつ、距離を置いていくっていうのがいいのかなぁって思います。いや、ほんとはガッと全部捨ててさよならできたらいいんだけどかなり難しい。でも、去年入った座長のファンサイトは今日で解約しました。   ブログを読むために入ってたんですが、製作陣やプロデューサーが表に出てこない、説明しない状況で、彼が全部背負って、全部説明してっていうその図式を見るのがしんどくなってきました。  

新人CA(客室乗務員)の春田を演じる田中は、当初キャストの変更に反対していたというが、吉田から「お前がおっさんずラブを背負え」と言われたことで、ドラマへの責任感が芽生えたと告白。今の心境について「楽しみでしかない。続編をにおわせたりしないで、(今作で)終わらせるつもりでやる」と気合十分だ。

https://www.sanspo.com/geino/news/20190927/geo19092705030011-n1.html

ドラマのヒットの指標としてシリーズ化できるかどうかっていうのがあると思うのだけど、座長自ら、「終わらせる」と言うくらい、続編が彼にとっての呪いでしかないような状況ってなんなんでしょ…   しんどい思いをしながら毎日こころを持ってかれるのが辛い。他にも好きなもの、見たいと思えるものがそこにあるのに気持ちが追いついていけない。それはなんか違うって思うんですよね。昨日Twitterでかなり思ってることを吐き出して、「Kファンの牧好き」は辛いかもしれないってTwitter友が言ってくれて、本当その通り…   一度続編の話を断って、おっさんずラブは春田と牧の物語と公言して憚らない座長が気持ちを奮い起こしてやろうとしているし応援したい気持ちと、S1の物語が大好きで春田と牧が大好きで堪らない気持ちを同時に持ちながらはきついからこの重い荷物をちょっと下ろします。   決して座長のファンをやめるわけじゃないんだけれども、いろんなドラマ映画舞台、役者志向でのめり込むんじゃなく、さまざまな物語そのものを楽しんでいこうと思います。   今回共演を決めた俳優さんたちは素晴らしいし、役者さんたちにはこの騒動の原因は全くない。反対に、アドリブ満載の現場ってこれまではすごいな、良いなって思ってたけれども結局脚本家や演出などの制作陣が半端なだけじゃん、いい加減なだけじゃん、と思ったりする、それを役者さんたちが一丸となっていいもの作ろうとしてて、上手く回ってるだけじゃないのか。   そう、新ドラマがどうなっていくのかは気になるのでもしかしたらすぐに観ちゃうかもしれないけれども。手のひらクルーしたらそれはそれで笑ってやってください。   こうやって言葉にして考えをまとめていくことが必要でした。S2を楽しもうと思うことも良いなって思うし、ファンはそれぞれ違う気持ちとスタンスと考えでいけば良いんじゃないかなと思います。私は私。あなたはあなた。人それぞれ。   S1・・・2018年の連続ドラマ「おっさんずラブ」(7話) S2・・・11月2日から始まる「おっさんずラブ in the sky」(8話) 劇場版・・・「劇場版おっさんずラブ 〜LOVE or DEAD〜」   長い文章を読んでいただきありがとうございました。

あじさい