親バカな私
はぁ。ようやく終わりました。
私のことじゃないです。娘の就活のことなんです… 親バカと笑ってください。自分の就活よりも大変でした。 私と娘たちは距離が近いんでしょうか。なんでも話してくるのでそれを聞いてるんですが、遠く離れて一人暮らしをしている上の娘は、就活に入ると、どうも友達とその手の話をするのは微妙になるらしく、言える相手が私しかいないようでとにかく頻繁に電話が来るようになりました。 業界によっては6月解禁前に内々定が出て、就活自体を終わらせている人もいるみたいで、周りがだんだんとそう言う雰囲気になっていくと同時に彼女が目指している方向は早くに内々定を出すわけではないらしく、4月くらいから声も暗くなり、眠れない食べたくない、とどうも鬱状態になっているように見えました。 何が一番辛いって、面接や筆記試験をした後に、ダメな場合なんの連絡も来ないこと、らしいのです。サイレント、と呼ぶらしのですが、ひたすら連絡を待つ、その時間のせいで精神が病んでいく、と終わってから教えてくれました。 心配なので、毎週のようにこちらに帰ってくるよう言いました。帰ってきてご飯を食べて元気になるときもあれば、何も言わずずっと無言でボォっとしてスマホを手放さずいつも何かをチェックしていたり。 6月1日の解禁直前には高熱を出した、とLINEがあり、甘やかし過ぎだとは思いながら新幹線に飛び乗り介抱しました。おかげさまで熱も下がり、6月1日2日の面接も問題なく受けられて胸を撫で下ろしました。 私は子供の考えを尊重してきたと言う自負があるし、手をかけないでいようとしていたし、経済的には援助するけれども口は出さないできて距離を置いてきました。でもこの数ヶ月はかなり近くで支えたように思います。 彼女は自分が大学を卒業した来年4月からの居場所を見つけるのがこれほど大変なことなのかと改めて驚愕したことでしょう。 苦しい時間だっただろうけれど、今までそれほど挫折がなかった彼女には必要な時間だったのだろうと思います。そして側で何もできずにご飯を作ってあげることしかできなかったけれど、自分の選択してきた過去を思い出したり、彼女の勇気に元気をもらったりしました。 昨日、第一志望にしていたところから内々定を頂いたそうで、全て終わりました。とにかくよかった。第一志望に行けることはもちろん、何社も落ちたこと、自分を受け入れてくれない悲しみの経験を経て一回り大きくなった彼女を見ることになってよかったです。 *************** お越しいただきありがとうございました。
あじさい