親の病気で難しいなぁと思ったこと その1
今日は、以前書いた母の病気のことについて思ったことを。
医者を信じたい母
母がかかりつけ医にしていたのは、神経内科でした。 2014年の暮れ、帰省したときに母の状態を見て、アルツハイマー型ではない別の認知症の症状(後から調べて、レビー小体型認知症)にいろいろな面で当てはまると思い、専門の病院を受診することを母に打診してみたところ、強烈に拒否され、父にも激怒され、けんかになった、という話を書きました。 新年早々親とケンカして反省。それ以来、母が割としっかりしてきて、春休みに帰省したときは、ずいぶん元気だし症状もパーキンソン的な身体の不自由さはあるものの、とっても安心したんです。 引き続き、ずっと同じ病院にかかっていて、他の病院には行きたくないと言っていた母の意志を尊重するのがいちばんだと思いました。 ただ、パーキンソン病じゃないかという不安はあって、かかりつけの医師に聞いたら否定され、はじめの検査で認知症でもない、と言われているので、母自身はその医師の言うことを信じよう、あるいは信じたい、という気持ちがあったんではないか、と今、やっとわかったような気がするんです。
突然の父からの電話
それが、先月、ほとんどかかってきたことのない父から、朝、電話がありました。
私は何かあったんだな、と思い、父の話を聞くと、日常生活もなかなか難しい状態になってきていて、かかりつけの医師に聞きにいくから、もし私が来れるなら一緒に病院に行ってほしいとのことでした。 明らかに母のようすはおかしく、車の後ろの座席に乗るのも一苦労、身体が斜めになっている、食べるのも四苦八苦、靴をはけない、ひとりで外に出歩くのは危ない状態でした。 お正月のときに出ていた鬱症状もまた出ていました。 かかりつけの医師に話しを聞きに行ったところ、あまり要領を得ず、パーキンソンに効く、強い薬を試してみましょう、ということになりました。 パーキンソンじゃないって母に言ったのに?? なんてことはこころの中で思っても口にはしませんでしたよ。 でも、いい加減なその医師の言葉で不信感が募りました。
病院を替える
父と私と妹で、これは、私が以前に調べた他の病院(レビー小体型認知症の専門)にかかった方がいい、と結論づけました。 もちろん母は反対。もうどこに行っても変わらないし、しょうがないっていうとっても後ろ向きな理由で。 若いときから超がつくネガティブ思考の持ち主ですから。お正月のときには私が暴走して、実現はしなかったセカンドオピニオンを得るという選択肢、ずっと母を隣で見てきた父が決め、週明けすぐにその専門の病院に予約の電話をしました。 私がお正月に聞いたときは、1ヶ月くらい待ちだと言われたので、またそれくらいなんだろう、と思っていたら、なんと、電話したその日にちょうど空きがあって午後に予約が取れたそうなんです。 母は行きたくないと言っていたみたいなんですが、父はもうこれ以上かかりつけ医のところに行っていてもらちが明かないと思ったのでしょう。 例え母自身がいやがっていたとしても、パーキンソン、鬱、かんたんな計算ができない、カレンダーの日にちがよくわからないなどの認知症的な症状、などなど、違う医師に診てもらいたい、と強く思うに足る状態でした。
続きます。
http://yutaka-sukkiri.com/2015/07/15/oya-byoki-2/
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あじさい