センター試験 ~受験勉強も悪くない~
さて。昨日今日はセンター試験です。とうとう受験シーズンがやってまいりました。
うちは年子なので去年も今年も受験生がいます。 ここ数か月、下の娘と一緒に勉強をやってきました。
面倒だなぁって思ってたんですが、これが意外と面白いんです。私自身が受験した経験がないのが悔しいところなんですが、高校で勉強したはずの生物、地学の知識がゼンゼン頭に残ってないことがわかったし(30年前とは内容が違うのか?)、センターの国語で選ばれている評論や小説を読んでいたら案外考えさせるような内容だったりして面白いんです。
と言っても、正解できるわけじゃないんですけれどね。
つくづく勉強することと、正解を選んで点数を取ることは違うなぁと思いました。でも、受験勉強そのものがムダだとは全く思わないんです。
地球って何年前にできたかご存知ですか。46億年前なんですよ!!46億っていう数字を聞いただけで気が遠くなってきませんか。46億、46億… 想像がつかない。
二足歩行をする人類が誕生したのが400万年前とされていて、地球誕生から現在までを24時間で換算してみると、人類誕生は、夜23時58分44秒過ぎらしいです。なんて短い!
その地球ですが、太陽系の一部ですよね。そしてその太陽系は広い広い銀河系のほんの一部です。
そして、このような銀河系が宇宙には1000億個以上ある!!!1000個じゃないですよ。1000億個!もうなんだか娘と一緒に笑ってしまいました。
ちっちゃいなぁ。人間って。私たちって。いろいろ悩むことたくさんあるし、日常どうしても近視眼的になるけど、こういう視点を持たせてくれる勉強は悪くない。っていうのも私が既に受験に関係ない大人だからだろうけど。
高校生の時には何も残らなかった勉強も、今ならこんな風に思える。
生物に出てくるたくさんのホルモンの名前も、血糖や塩分水分の調節がどのように行われているのかも、免疫には自然免疫と獲得免疫があることなんかも、ふつうに生活している分には知らなくても何ら不自由なく思えることが、知っていると、ああそういうことなのか、と面白くなるし、見えてなかったことが見えてくるように感じます。
受験は本人にとって、きついし辛いものだろうけれど、決してこの勉強に費やした時間はなくなることなく、本人のベースとして積もっていく。私のように受験しなかったものにとって、後からしたくてもできない貴重な経験になるんです。ただのないものねだりかもしれませんが、断言できます。
どんな結果になろうとも、あなたのした経験はあなただけのもの。その経験値は増えるばかりで誰も奪うことなんてできないものなんだよって、娘が帰ってきたら言おうと思います。
*日々の暮らし手帖
にほんブログ村