MENU

「おかえりモネ」少女マンガ好きにはたまらないキャラクターから目が離せない

おはようございます。

あじさいです。

 

今期の朝ドラについて書きたくなったので先週金曜日の回に絡めてちょっと書きます。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/about/index.html

 

「おかえりモネ」は久しぶりに(失礼な)流し見じゃなく、ちゃんと観たくなる朝ドラです。

 

ポイント5つ

まだ観てない方はぜひぜひ、今からでも。

  1. 主人公の清原果耶若手俳優の中でも珠玉
  2. 妹役の蒔田彩珠の演技力はんぱなし
  3. 幼馴染、永浦亮役のKing&Prince永瀬廉の存在感
  4. 主人公が天気予報士になる為に傍で応援してきた菅波役、坂口健太郎のハマり具合
  5. 周囲の大人たち、演技も考え方も素晴らしい

 

朝ドラの中で、仕事パート恋愛パート、それぞれバランス良く描いてくれるとテンション上がります。

<基礎情報として>

  • モネ(清原)と菅波(坂口)はぎこちないけれど着実に距離が縮まってきている。たぶんお互いの事が好き
  • 未知(モネの妹、蒔田彩珠)は亮、りょーちん(永瀬廉)が好き
  • りょーちんはモネを頼っているように見える

 

亮の母親は震災の津波で行方不明。漁師だった父親(浅野忠信)は妻と船を同時に亡くし失意のもと酒に逃げ、未だに立ち直れていない。

 

問題は、亮は誰にも自分の辛さを打ち明けられていない、ということ。父親は自暴自棄、周りの友達は皆優しいけれど、その大変さについて彼が口にしたことはない。

 

今回、亮の祖母が、母親の死亡届を出したいと訪ねてきたことにより、また父が暴れてしまった。溜まりに溜まったその辛さを前に、亮は仕事場(彼も漁師)へ戻らず行方をくらましてしまう。

 

母から知らせを受けたモネと未知(モネの妹)は、亮の携帯電話にかけてみると…

 

未知からのコールには出ない亮、しかしモネが掛けると出るんですねこれが。

百音 「りょーちん、今どこにいんの? まだ港にいる?」 亮 「モネさあ、どう思う?」 百音 「何が?」 亮 「俺、もう全部やめてもいいかな。俺もう全部やめてえわ。 ごめん、俺やっぱ、モネしか言える相手いない。」 百音「りょーちん。」 亮 「悪い、また連絡する。」

この電話でいろんな事が明らかなるんですよ。

 

亮はやはりとてつもなく追い込まれていたこと。

未知の電話に出ないけどモネからだと反応すること。

「モネしか言える相手いない」の意味についてはそれが恋なのかどうかは未確定だけれど、少なくともモネには弱さをさらけだせるということ、りょーちんがをSOSを出せるのがモネだけだということ。

ここの若手3人の演技がすごかった…

 

蒔田彩珠は、映画「朝が来る」でその実力の片鱗を見て驚愕した記憶が新しくて、永瀬廉に関してはふーむ、ジャニーズのアイドルなんだねと思って見てたら、えええ、なんか表情とかすっごい切なくて苦しいんですけど…

[映画]「朝が来る」<ネタバレなし感想>

 

ずっと描かれてきた姉妹の葛藤を、ここにきて亮を絡めて描いてるのを見ると、脚本、鬼だよ…って涙目になっちゃいます。

 

亮の辛さをどうにかして欲しい、大人たち…!!!特に父親の新次!! 彼がいい子過ぎるくらいいい子だから、誰も気づかない。もちろん大人だって自分のことだけで精一杯というのはわかるんだけど…

 

震災でどれだけの子供たちが親を失うだけじゃなくその心に傷を負ってしまったんだろうと想像すると、こうやって震災から5年経って、やっと亮がその胸のうちを誰かに吐露できるようになって、その亮をちゃんと立ち直るまで丁寧に描いてくれるだろうこのドラマが訴えたいこと、10年経った今、震災を忘れてしまいがちになる(特に遠くに住んでいると)私たちへの精一杯の語りかけのように思えます。

 

さて。モネに矢印が集まってしまうこの状況、少女マンガぽくもあり、永瀬廉が鉄板の幼馴染枠であるにも拘らず、え、もしかして当て馬???って感じなのも意外過ぎるし、菅波と亮が初めて顔を合わせた(8月26日)回もかなり最高でした。

 

あと30分くらいで今日の回が放送されます。

 

さて、モネは亮にどういうアプローチをするのか(予告を見ればわかるんですが)、次の日は菅波とのデート(サメ展)なんですが…

 

こんなに楽しみな朝ドラ久しぶりで嬉しいです。

https://www.nhk.or.jp/okaerimone/story/week_16.html

今週の予告はこちら。

 

それでは。

あじさい