Eテレ「100分 de 名著」が面白くておススメ
コロナ禍で、文句ばかりを言ってますが、その中でも楽しみを見つけようとしてます。
「今日がいちばん若い」
シン・エヴァンゲリオンの中でもこんなセリフがあったけれど、コロナを呪ったり今の状況を嘆いてばかりいても時間は過ぎていくばかり。
楽しいことをしたい。毎日を、こんなことをやった、できた、とささやかな満足をもって眠りにつきたい。
その中で、気づいたことがあり。
勉強をしたい、と。一般教養と呼ばれるものを勉強したい。
Twitterでちょくちょく目にしていたEテレ「100分de名著」が気になって録画し始めたのが4月。渋沢栄一の「論語と算盤」を取り上げていました。それほど一生懸命観たわけじゃないけれど、これはいいぞ…!!
一度は読みたいと思いながらも、途中で挫折してしまった古今東西の“名著”
この番組では難解な1冊の名著を、25分×4回、つまり100分で読み解いていく。プレゼン上手なゲストによるわかりやすい解説に加え、アニメーション、紙芝居、コントなどなど、あの手この手の演出を駆使して、奥深い“名著”の世界に迫る。
専門家と伊集院光のやり取りがとっても面白いんです。funny のほうじゃなくてinterestingの方ね。
5月は三島由紀夫「金閣寺」、6月はブラッドベリ「華氏451度」、そして7月がボーヴォワール「老い」。
全て聞いたことはあるけれど、読んだことのない本ばかり。この本を4回に分けて専門家が解説していく。朗読を担当するのは有名な俳優さんたち。
とても贅沢な番組です。知らないことを知るって面白いなぁと思います。そりゃ、本は読んでなんぼ、だとは思うけれど、この番組を見ることで、それまで自分の中になかった「何か」が生まれる感覚が心地よい、と言えばいいか。
先週終わった「老い」は、上野千鶴子氏が解説者だったんですが、かなりセクハラ発言もあり、この方は毀誉褒貶が激しい方ですね。好き嫌いは別にして、この本を、この専門家がどう解説するのか、それを伊集院光がどう受けて、どう返すのか。それがこの番組を見る醍醐味だと思いました。
話は飛ぶけれど、去年だったかな、コロナ陽性になってしまった田中裕二の代わりとして、爆笑問題の深夜のラジオ番組に伊集院光が出た回を聞いたんです。
最高でした。ピンチバッターとしての緊張感も伝わってきながら、爆笑太田の暴走をちゃんと手綱を掴んで離さない感じがね、すごかった。
頭の回転と機転と、全体を俯瞰する力が備わっていて、次は何を言うんだろうってすごく期待してしまう人。
次回は8月9日(月)から、アレクシエーヴィチ「戦争は女の顔をしていない」が始まるとのこと。楽しみです…!!
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お越し頂きありがとうございました。
あじさい