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「騙し絵の牙」<ネタバレなし感想>

大泉洋がどんな役を見せてくれるのか楽しみでいってきました。

 

https://movies.shochiku.co.jp/damashienokiba/

 

これはほんとに観てきてほしい!のでネタバレなしで書きます。

 

大泉洋目当てで行ったんだけれど、騙されて嬉しいと思うなんて映画鑑賞の醍醐味過ぎる。

 

役者全員素晴らしい

大泉洋松岡茉優以外誰が出てるのかも知らずに観たんだけれど、全員素晴らしいんですよ!

 

特に、池田エライザには恋に落ちました。

 

テレビで見たことあるし、NHKのCoversの司会をしていて、時々歌も歌っている方。

 

名前も顔も知っているはずなのに、エンドロールで名前が出てきたときに、あああああああそうかぁ!!!!ってなりました。

 

存在感がすごい。

 

役どころも雰囲気も当て書きじゃないかっていうくらい。(大泉洋は当て書きらしい)彼女のキャラクターがこの映画の骨組みのコアな部分を担っていると思う。

 

他にも本屋の店主、塚本晋也のあの役は反則なくらいぴったりだし、小林聡美のキャラも良かったなぁ。ああいう役をやらせたら彼女の右に出る人はいないです。

 

大泉洋の演技の幅

彼に関しては、西森氏のこの記事に頷きました。

 

https://realsound.jp/movie/2021/04/post-733281.html

 

ネタバレなしなので是非!

 

実は原作の速水は愛すべきキャラクターで、雑誌の編集長としての決断も、いろんな編集部員の意見を受け入れがちで、独断的な部分はなくバランス重視の人である。そんな部分は、「破天荒なところはなく慎重な男である」と言っている大泉により近いキャラクターであった。しかし、映画の速水はもっと戦略的でアグレッシブな部分が多い。このことが、大泉の新境地を引き出し、映画としても最後まで結末の読めないエンターテインメント作品になったのではないかとも思えるのである。

 

まさに、最後までいつ終わるんだろう、結末は??とハラハラドキドキしたし、大泉洋がこれまでの役どころとは違う面を見せつつ、それでも彼の持つ安定さはピカイチ。セクハラじみた状況になる一歩前のところも、見ていて安心なところ。

 

しかし、多分この先見たいのは、大泉洋サイコパス役だったりするかもしれない。最後の土壇場でわかる犯人役だとか。どんどん世間の持つ「大泉洋像」を裏切っていってほしい。期待大。

 

タイトルの意味するところ

映画を観終わった後にこのタイトルについてあれこれ考えるとまた楽しさが倍増すると思います。

 

だからネタバレなしで観に行ってきてほしい!

 

パラサイトを観終わった後にポスターを見て、ああああ、そういうことか~~~~!!!!と面白さが増したように、映画の面白さがマシマシになるかと。

 

最近邦画ばかり観に行ってるんですが、面白くなかったというのがないかもしれない… コロナの感染者がなかなか減らない昨今、誰かとごはんを食べたりお酒を飲みながら語らったりが難しく、私の楽しみもかなり限定的だし、こうやって映画館で映画を観るのが唯一の楽しみだったりもしてます。

 

家に居て配信で映画を観ていると、途中で止めるのも可能だし、宅配が来たら出ないといけない。その点映画館は全く邪魔されない何からも離れていられる時間。

 

大学生のときは高くて行けなかったなぁと思い出します。大人になるってイイこともありますね。

 

https://yutaka-sukkiri.com/2021/02/26/hanataba/

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お越し頂きありがとうございました。

あじさい