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俺の家の話 10話(最終話)「さよなら寿一 さよなら長瀬」 

とうとう終わってしまった…

https://www.tbs.co.jp/oreie_tbs/story/ep10.html

 

こんなに短く感じたドラマって「カルテット」以来かもしれない。

 

とにかく終わってしまって寂しい。もう感想はそれ。寂しい寂しい。

 

末広(荒川良々)「見逃してない?伏線回収して伏線!」

 

7話での、ケアマネ末広さんのこの台詞を最終回でしみじみ思い出してしまいました。クドカンの遊びと伏線が隅々にまで行き渡っていたこのドラマ。

 

長瀬智也が事務所を辞め、表舞台から去ってしまうというこのタイミングで長年タッグを組んできたクドカンから彼への餞と愛の詰まったドラマでした。

 

長瀬が表から居なくなるという事を、このドラマの中で「寿一の死」と重ね合わせたって思うとクドカンの思いがどれほどのものだったのか、想像してしまいます。

 

それくらい、クドカンにとって長瀬が居なくなる事がショックなんだろうと思います。寿一の葬式をし、「これが、俺のいない俺の家の話だ」と締めることで、この先「長瀬」がいない世界になってしまうんだと確認してるように思ってしまう。

 

クドカンが寂しくてしょうがなくてどうしようもなくてこうやって長瀬とお別れするお話を、こんな胸がぎゅうっとなってほっこりしてしあわせになって且つ切なくなるお話を書くことになった、そのクドカンの思いに涙します。

 

ストーリー構成の妙、誰もがじわじわと気づくこと、「隅田川」と言う能と寿三郎寿一を重ね合わせる哀しさ、当初は寿三郎の介護話かと思わせつつ誰もが想像だにしなかったラスト1話、途中から涙があふれて止まりませんでした。

 

でもね、前回のラストで、あれ???寿一?????ってなってこんなツイートをしてたんですよ。

 

 

「離見の見」。

 

9話で幽体離脱したような寿一が出てきたんですよね。それと、「奇跡は二度起きなかった」っていうナレーションがあって、んんん??どういうことだろうって、魚の小骨が喉の奥にはさまっている感じがずっと続いてました。

 

私は全員で朝ごはんを食べるシーンが大好きなんですよ。寿三郎を看取って介護が終わり、とかじゃなく、寿三郎もまだ元気で、みんなで勝手なことを言い合いながらわちゃわちゃ言いながら終わってほしくて…

 

確かにわちゃわちゃしながらごはん食べてました。寿一がいるはずの食卓に実はもういなかったという悲しい演出で…泣

 

最終回は、1度しか見てません。見れない、と言った方がいいかも。

 

私の俺家は、6話が延々と続いてます。6話の旅情編を延々と見ることにします。そこでは寿三郎と寿一が大喧嘩をし、踊介がさくらに恋をし、潤沢のたかっしと俺家ブラザーズが「秘すれば花」を熱唱してます。遅すぎる反抗をしていた寿限無も打ち解けます。

 

あの回が好き過ぎて終わったことを認めたくなくて。

 

ありがとう、長瀬智也

ありがとう、クドカン

コロナ禍の苦しい日々が続く中で元気をくれてありがとう。感謝します。

 

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あじさい