MENU

政虎の関係にいろいろ名を付けてみる ~おんな城主直虎~

どうも直虎から頭が離れない日々です… 

 ここまでハマっているのは、このドラマの丁寧なつくりであったり、細やかな心理描写だったり、キャラ立ちしている人物造形だったりなんですが、なにより、人と人との関係性を変奏曲を奏でるかのようにうねりを加えつつ描いているところ。

 

主人公の直虎と政次の関係なんですが、このふたりのコンビが尊くてしょうがなく、今日はふたりの関係についていろいろ思い浮かぶこと、Twitterで得た他のかたの考えも取り混ぜてその関係性に名前をつけてみようと。

 

  • 幼馴染、竹馬の友 ・・・ 幼名おとわと鶴。
  • お寺での手習いの友
  • 主従 ・・・ 小さい頃より城主の子供、家臣(家老)の子供
  1. 城主と家老 
  2. 今川の家臣(戦国大名今川の国衆である井伊)と今川の目付け(その動向を逐一報告する)

 

  • 政敵 ・・・ 井伊を守るために直親を切り、闇落ちした政次を裏切り者として考えた
  • 政次の真意を知った後は、同じ目的を抱く同志
  • 他の家臣には未だに敵対していると装う秘密の共犯

 

ここらへんからは妄想多し

  • オスカルとアンドレ
  • アンとギルバート
  • 主と執事
  • 白夜行の雪穂と亮介
  • ブロマンス
  • 猛獣と猛獣使い(リコさんより)
  • 生徒と先生 ←いまここ

 

妄想するのが楽しくてしょうがないです… 政次の不憫さがアンドレぽいっていうのはよくTwitterにあります。白夜行はこないだ小説を読み、最近ドラマを観始めたのですが、脚本家が同じ森下氏で、主人公亮介が影(主題歌)のように雪穂のために手を汚しながら生きているのが政次に重なったりします。

 

ギルバートは、「綿毛の案」という赤毛のアンのパロディ回があったこともあり、子供のころ、アンが好きなくせに意地悪をするギルバートが、時々Sっ気を見せる政次みたいだなと。これもTwitterでよく見られます。

 

主従というのは生まれたときから変えられぬふたりの運命、それもおなごの直虎が主で政次が従。デフォルトは、ですます調の尊敬語を使う政次、現代に移し替えると、なんだか執事みたいに見えたり。

 

いちばん気に入っているのが猛獣使い。気性が激しく頑固な直虎を操縦するのが政次の使命ってほんと政次不憫… 惚れた弱みとは言え、面倒くさいひとを好きになっちゃったねぇ。なつさんならほんと幸せになれるのに…

 

最新19回では、思慮の足りない直虎に理を教えようとする政次の姿が多々見えました。恩があるからと死罪にはしないという直虎に、

 

ゆえに、民を守るものは、悪人に対し処罰をせねばならぬのでございます。おわかりにございますか。

 

まるで出来の悪い生徒に対してたしなめる教師のよう。まだまだ初心者マークバリバリの城主直虎に対し、教えることはたっくさんあるよね…政次おつかれ。

 

さいごに

ドラマの中や映画の中での主人公とそれを取り巻くひととの関係。これは!!とドキドキしてしまってしょうがないものは、若い頃からたくさんありました。

 

例えば、友和と百恵。マッチと明菜。オスカルとアンドレ。紅緒と少尉。キャンディとテリィ。代助と三千代。瀬名と南。エリザベスとダーシー。

 

今までは、お察しのとおり、男女=恋愛、というCPが多くこころに残ってきました。しかし。今回の直虎・政次は、男女の性を越えて、ひと対ひとの関係性として、全てを覆い尽くしてるようで私の中ではある意味最強です。幼馴染で友人で同志で主従で師弟。一時は敵。恋愛関係は一方通行。これほどまで多様で見ていて楽しくて切なくてしょうがないっていうのが初めてで、のめり込みがひどくなっております。

 

もし、こんな物語のこんな登場人物がよく似てるよなど、ご意見、アイディアなどがあれば是非教えて頂きたいと思っています。お待ちしています!!

 

************ お越し下さりありがとうございました。 あじさい