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獣になれない私たち 5話 消化するのに時間がかかる回

 

なんだか消化するのに時間がかかる回です。

 

疑問

京谷のセリフ

京谷「堂々巡りで前に進めないクズです。俺みたいなやつが晶と付き合っちゃいけなかったんです」

恒星「ん?」

京谷「もしもあなたが、俺よりも晶のこと幸せにしてやれるって言うんだったら…」

恒星「は?なんで俺が?する気もねぇし関係ねぇし自分が堂々巡りだからって人に押し付けんなよ」

京谷「押し付けるとかそう言うことじゃなくて!」

恒星「四年も付き合っといて今更付き合っちゃいけないって… だいたい俺あの女好みじゃなねぇの」

京谷「そんな言い方…!!」

 

え?

 

京谷、なんでそんなこと言っちゃう?4話の流れで、自分が呉羽と関係持ちながら、晶が恒星の家に…って聞いて反射的に手が出て恒星殴っちゃうとこなんて、ほんと京谷だわぁ!クズっぷりがらしくていいわぁって思ってたのに、このセリフ、どうやって咀嚼したらいいの…

 

ちょっと京谷のキャラがわからなくなってます。うう〜〜ん。ブラフ?ちょっと言ってみただけ?4年も同じ状態をキープしながら?今?もっとゲスなやつだと思ってました。

 

晶の行動

 「あなたみたいな人大っきらい」

 

と訪問した朱里(京谷の家に居続ける元カノ)に投げつけられたからなの?そこから能面のような笑顔で会社で仕事をテキパキバリバリ、周りの望むような行動をし始める晶。

 

あの夜のせいで気まずい筈の恒星にもサバサバ、ジョークを交えながら軽〜い会話をし続ける。

 

「分担は?いいの?」

「わたしはザボン派です」

 

キモい。中はガッキーだけど笑顔がキモい。ここから鼻歌と合いの手の拍手が入り続け、ガンガン仕事をする晶。間にはコーヒーメーカー?のお水を入れるシーンが入り続ける。

 

怒り狂う社長にフォローを入れて仕事を回していく。

 

これは全部、朱里に言われた言葉が刺さってこんな行動になってるの?愛されたいって思い続けてるから?なんか辛い… この晶を見続けるのは辛い… そして職場の後輩女子男子の態度がムカついてしょうがない。

 

晶「そうだよね、わたしが贅沢なんだよね… こうしてるのがみんなの平和」

 

この子大丈夫かな… 贅沢なわけないだろうが!!!朱里に言われちゃったから?それだけで?なんかあまりにも簡単すぎないか?

 

小さい頃から愛されたくて愛されたくて愛されなくて育ってきたから?搾取と愛を取り違えてるって言う描写なんだろうか…

 

写真撮りに高いところに行って電話掛けるシーン。怖かったね… 1話で地下鉄のプラットフォームの時もそうだったけど、晶の心理描写にちょくちょくこう言うの入れてくるの、わかるのだけどちょっと違和感なんですよね…

 

彼女の切羽詰まった状況はわかります。1話の緊張感はすごかった。でも、2話でグダグダした感じがあって、このシーンの必要性ってなんだろうって考えたのです。晶の心理描写をしてるって言うのはわかるのだけど、腑に落ちなくて…

 

すごい人なんだよね、晶は。仕事の出来具合から言っても。それなのに、仕事を辞めない。辞めようかどうしようかって言う葛藤すらない。そしてその理由があまり見えてこない…  

 

朱里に対しても「羨ましい」って言っていたけれど、これも前回の「バカになれたら楽なのに」と一緒ですごい上から目線。

 

仕事も辞めない。羨ましいって言うだけでそうなってみようとも思わない。なんか晶のキャラ、魅力的に見えなくてやはり共感できず困っております…

 

京谷の母のパート

思ったより掘ってきましたね、京谷母の恋愛。京谷母と父の関係を重ねてくるのか… 

 

若狭湾相模湾。こう言う対比、好きです。田中美佐子をキャスティングしてることからも重要な役どころだとは思ってましたが、設定を細かくディテールを打ち出してくるところいいですね。でも、ちゃんと着地させてね… (どこから目線)

 

 

印象的なシーン

ビッケブランカのまっしろ

京谷のマンションのエントランスで、バックに「まっしろ」が流れて二人がすれ違うところ。2話での初めてのキスとの対比ですよね。同じ雨なのにそこに流れてる空気の陰陽の違いが悲しくて。

 

恒星

前回くらいから恒星の魅力にハマりつつあります。ぶっきらぼうなところも、晶を「キモい」って言うところも、心のこもらない「いい人ですねすごく」も、呉羽のことすごく理解してるところも。

 

京谷

マンションから出て行くって決めて、朱里が裸足で追いかけてきて、最後に「ちゃんとゴミ出せよ、変な虫沸くぞ」って言うところ、ここ田中圭の雰囲気で真剣な中にコミカルさを出してて秀逸ですよね… 京谷って人、クズでどうしようもないのかもしれないけれど、人間くささというか嫌いになれない部分をこうやって出すのがすっごく上手。

 

朱里は晶には京谷のこと好きじゃないって言っていたけれど好きじゃなくないよね… 好きだから出ていかないんだよね… 裸足で立ちすくむ朱里、良かった…

 

京谷に会うと許しちゃうって言う晶、よくわかってる。今回、京谷に会わないと言う選択をする際に恒星を利用。京谷への仕打ちにはグッジョブと思いながら、ずるいなぁ… ここ、恒星怒ってもいいとこだよね。セクハラだよね。

 

でも、京谷にキスを見せつけるって。4話で恒星とキスをしない選択をしたクセに、京谷に見せつける、これってやっぱり京谷のこと好きなんだなぁ。すぐに京谷をほっぽって恒星と恋に落ちてくのかなって思ってたから結構意外です。

 

って書いたけれど、友人と話してたら、京谷のこと好きなのかわからないねって言われて、そうか… ちょっと考え直しました。

 

京谷からずっと愛されてないんじゃないかって思うのを止められないでいて、晶はとっくの昔に愛じゃなくて惰性しかないのかも… で今までだったらダラダラ続いてたんだろうけれど、恒星という人が現れた。同じところをいつもぐるぐる回っていた軌道が少し外れてきて、違う方向へ行くのかしら… (まとまらず)

 

 

終わりに

4話が終わった時に、面白い〜〜!!!主人公に共感できなくてもワクワクする!と思ってたんですが、5話になってトーンダウン。主人公の魅力がやはりどこにあるのか迷子です。

 

堂々巡りっていう言葉も何回も出されて鼻につく感じかなぁ… 

 

観続けることに変わりはないのだけれど、いい子ちゃんなのに上から目線だし、恒星を利用してキスするっていう手を使った挙句、「そんなに深く考えないで」って。自分勝手だなぁ、もう。

 

来週は新しい世界へ突入?橘カイジが登場?

 

消化するのに時間かかる回とタイトルつけましたが、消化不良で終わってしまうかも…

 

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お越し下さりありがとうございました。

 

しかし「まっしろ」って挿入歌、とてもいいですね。

 

まっしろ

まっしろ

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