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違う方向から言葉で救われることがある

 

chika_umino

 

3月のライオン。好きなマンガのひとつです。

 

救われる

主人公の零は親と妹を事故で亡くし、父の親友だった棋士の家で育ちました。しかしその家には同年代のこどもが二人おり、父と同じ棋士を目指す彼にとって居心地の良い場所ではなくなっていきます。

 

彼は一人暮らしを始めます。近くに住む3姉妹と知り合い、交流を深めていくなか、その姉妹のうちの次女ひなたがいじめにあっていることを知ります。

 

零は川本家の次女・ひなたがいじめ問題に巻き込まれたことを知る。いじめられていた同級生をかばったことで、今度は自身がいじめの標的になり、それでも自分がしたことは間違っていないと叫ぶひなたを見て、幼いころ抱えた心の傷から救われた零は、何があっても彼女を守ると誓う。

3月のライオン - Wikipedia

 

人とかかわることが苦手で幼いころからいじめにあってきた零。いじめられていた友達をかばって自分がいじめられることになってしまったひなたの叫ぶ言葉が彼を救うんです。

 

ひなた「後悔なんてしないっっ しちゃダメだっ だって私のした事は ぜったい まちがってなんか ない!!」

 

その時

 

泣きじゃくりながらも そう言い切った彼女を見て

僕は かみなりに撃たれたような気がした

不思議だ ひとは こんなにも 過ぎた後で

全く 違う方向から

嵐のように 救われる事がある

 

零「ありがとう 君はぼくの 恩人だ」

 「約束する 僕がついてる 一生かかってでも 僕は 君に 恩を返すよ」

 

3月のライオン 5巻

 

 

私は3月のライオンの中でこのシーンが一番こころに残っています。「違う方向から」救われる、その瞬間を切り取った羽海野チカの凄みを感じます。

 

いじめという問題に対する姿勢もさることながら、違う方向から、後になってからでもひとは救われることがあるんだという、悲しいんだけどマッチの火をぽっとつけて胸の中がほの暖かくなるような、そんな瞬間を見せてくれることに感動します。

 

違う方向から 

なぜ3月のライオンのこのシーンを思い出したか。それについてちょっと書いてみます。

 

最近、25年以上連絡を取ってなかった(取れなかった)学生時代の友人(男)とLINEで繋がったんです。ネットとSNSの時代のお陰です。

 

久しぶりで懐かしくてLINEやり取りしました。お互いそれほど微に入り細に渡っていろんなことを報告するような年でもないし、たわいもないことに終始してたんです。

 

お酒を飲みながら、こどもが反抗期で大変だとかでも可愛いだとかいろいろ書いてきたので私も絡みつつやり取りしました。

 

私「ちゃんと若い時に反抗期があった方がいいよ。40過ぎてからの反抗期は悲惨だよ…」

 

友人「40で反抗期はすごい! 悲惨ってなにがあったの?」

 

私「別に何もないけど、親の条件付きの愛情は要らないわね、という話。」

 

友人「条件付き?」

 

私「うちの父親は学歴とか成績とかそういうの至上主義だから」

 

友人「でも、〇〇ちゃん(私)は完璧期待に応えてたよね」

 

私「自分も同じ価値観しか持ってなかったんだよね。それに気づかされたのは次女が生まれてからかな~」

 

友人「次女は恩人だねー」

 

次女のことなんて何も伝えてないし、長女のことも何も言っていないし、なんの情報もないなか、彼は「次女は恩人だね」と言ったんです。

 

それがどれくらいのノリでどれくらいの本気度でLINEに書いたのかは知る由もありません。

 

別に何か考えがあるわけでもない言葉だったのかもしれません。深い意味なんてなかったかもしれません。

 

それでも、私はそれこそ雷に撃たれたように手が止まってしまいました。

 

救われる

最初のタイトルに戻りました。

 

彼とは学生の時に同じクラスで同じ学部で顔を合わせると話したり飲んだりするだけの仲間でした。

 

卒業以来の私の30年弱のいろいろは全く知りません。私も彼の事を知りません。

 

でも。

 

 私は

 

「次女は恩人だね」

 

の言葉に泣いてしまいました。

 

それは私が思いもかけない言葉でした。

 

そしてそれは私が誰かに言ってほしかった言葉だったのだろうと思うのです。

 

愚痴った親のことを貶めることなく、私がそれまで感じてきた落胆や諦めや希望も全部含めて肯定してくれた… 彼の言葉に私は救われたんです。

 

こんなことってあるんだ。

 

ずっと疎遠だった昔の友人に、それもLINEで自分の思いにだいじょうぶ、いいんだよって言ってもらえることがあるなんて驚愕しました。

 

終わりに

3月のライオンとはなんだか話が違うし、こじつけのようにも思うんですが、それでもこういう励まされ方、救われ方があるんだって書き残したくて。

 

なかなか難しいけれど、私も誰かを励ましたいって思いました。

 

そういう思いもこめてこのブログを書いています。ときどき暴走しちゃったりもするけれどね。

 

どうぞよろしくお願いします。

 

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お越し下さりありがとうございました。

 

昨日の日差しは春そのものでしたね。

 

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