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「ララランド」を観て思ったこと

 

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ようやく行ってきました。ララランド。ネタバレありなのでご注意を…

 


監督:デイミアン・チャゼル
製作:フレッド・バーガー
      ジョーダン・ホロウィッツ
           ゲイリー・ギルバート
           マーク・プラット

出演:ライアン・ゴズリング   エマ・ストーン  キャリー・ヘルナンデストレイシー   ジェシカ・ローゼンバーグ

 

★★★★☆(4.3)

 

あらすじ:何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。(シネマトゥディより)

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音楽も、画面に映る原色も、躍動するダンスもとてもとても素敵でした。若い頃からミュージカル映画コーラスラインが好きで、夢を持ってそれに向かう物語にとても惹かれます。

 

トーリーはとてもシンプルで明快。なのに観た後の気持ちはとても複雑。なぜかと言うと、主役ふたりのハッピーエンドで終わらなかったから。「良かった~!!」と手放しで言えなかったんです。

 

必ずハッピーなエンドだろうと思い込んで、信じて、疑わなかったので、ほんと目をぐりぐりさせました。

 

クライマックスは途中で挟まれる「タラレバ」の世界。

 

その世界があまりに美しくて楽しくてキラキラしていて、その世界が終わった後のセバスチャン(ライアン・ゴズリング)の苦しく切ない顔にがつんとやられました。

 

小沢健二が出した新曲「流動体について」の歌詞に、こんなものがあります。

 

もしも間違いに気がつくことがなかったのなら

平行する世界の僕はどこらへんで暮らしてるのかな

 

 

セバスチャンは、ある瞬間に違った行動をしていたのならこうなっていたのかも、というある意味妄想的世界を見せてくれます。オザケンの僕は間違いに気がついた。でも、セブは気がつかなかった…

 

あの時、こうしていたならっていう後悔に近い思いをしたことは誰にでもあること。現在に繋がるあの時の決心、選択、ほんの一歩。それが未来の自分を大きく変えてしまう可能性があるなんてことは、その時には気づかない。

 

後からになって、年を重ねて、ようやくわかることだってあるんですよね。セブとミアの心の繋がりやすれ違いが観ていてほんとうに身につまされました。

 

言ってはいけない言葉がある。思いがけず聞いてしまった言葉は自分勝手に解釈せずに向き合ってちゃんと話をしないといけない。すれ違いが生む軋みが肌に刺さって痛かった…

 

2人は出会って恋に落ちた。ふたりの道は交わった後に別々の方向へ動き出してしまった。どこが間違いだったのか。悪かったのか。どこからやり直せばラストのエンディングのような道があり得たのか。

 

考えても益ないことをあれこれ考えてしまいました。そして当たり前なんだけれど、そこに正解はないんだなぁと。

 

その時に精一杯恋をして精一杯夢を追ったふたりの今。その軌跡が全てで、ハッピーエンディングじゃなかったことに胸を抉られながら、人生に正解なんてないって思いました。そしてきっと不正解もない。

 

観ていて楽しくて嬉しくて悲しくて切なくて、そんな2時間。泣いて涙でぼろぼろになったけれど、元気も勇気ももらえた貴重な時間でした。

 

 

hydrangea.hatenablog.jp

 

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お越し下さりありがとうございました。

 

たまに大きな画面で観る映画はやっぱりいいなぁ。

 

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