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「ふれなばおちん」から3ヶ月

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皆さんは今どんなテレビドラマや映画や小説を楽しんでらっしゃいますか。

 

私は、3ヶ月前に終わったNHKのドラマのラストにあまりにも衝撃を受け、立ち直れないでいました。このような記事まで書いたのですが、なんと私の書いたものの中で、直近1ヶ月で一番に読まれていて驚いているところです。

 

hydrangea.hatenablog.jp

大袈裟だと言われてしまうかもしれませんが、ドラマの結末に打ちひしがれて悶々と時間を過ごすという、はまりっぷりでした。

 

ドラマは娯楽であり、肩の力を抜いて楽しむものだと思ってはいるのですが、このドラマに出てくる架空であるはずの人物の淋しさ、哀しさにリアルな「気」を感じてしまいのめり込んでしまいました。

 

のめり込んだツケ。どのように解釈するかは見ている視聴者次第という制作側が好みそうな、でも私から言わせれば禁じ手のような手法でラストの詳細が宙に浮いてしまい、自分自身も宙ぶらりんにさせられとても苦しくなったんです。

 

映画でもドラマでも小説でも、そういうはっきりしない終わり方って結構あるとは思うんですが、こんな最後の最後でモヤモヤした終わり方って経験したことがなくて、これほど好きになったドラマをこんな終わり方にした制作を恨みました。

 

それに、結末を示唆する思わせぶりな台詞が、それまでドラマの中で見てきた人物がしそうにない選択肢を提示したことが許せなくて。本当にこの描き方はひどい。ひどいひどいとずっと思ってきて今でも思ってます。

 

でも、このドラマを様々な視点で考えたり、あれこれ言いたい事を言い合ったり(このドラマを通じて知り合えた方々と)自分がどれほど「ものがたり」が好きなのかを知る良い機会になったのは確かです。

 

小さい頃から、大草原の小さな家赤毛のアンや長靴下のピッピなどが好きで、主人公が生き生きと動き回って失敗したり泣いたり笑ったりするお話に、自分が入り込むことが好きでした。

 

アニメもマンガも小説もドラマも映画も好きな理由は、自分がリアルでイヤなことがあったり残念なことがあったりした時に、そこには違う世界があって、登場人物の冒険や経験を、まるで自分のことのように感じることができて、しばし実生活を忘れられるっていうことがあります。

 

今もそうですが、加えて、自分が10代、20代を経て40代後半になり、今まで自分自身が経験してきた思いや考えなどを「ものがたり」の中に発見したり、登場人物の抱える思いに同調したり、自分のしてきた酸いも甘いも混ざった様々な経験が決して無駄じゃなかったし、それ故に今の自分があるんだっていうことを確認したり慰めになったりすること。それがこれからの自分への蓄えになるし、また日々暮らしていく力をもらえたり指標をみせてもらえたりしているんだなぁと思うわけです。

 

そんなことをあれこれ考えていたら、あれだけ苦しめられた「ふれなばおちん」のドラマのお陰なのかなと、悶々と過ごした時間もまた無駄ではなかったんだなぁとふっと思いました。

 

未だに最終回を観ようという気は起きず封印したような形になっています。いつか観ようと思える日は来るかしら。

 

また同じようにどっぷりはまれる「ものがたり」に出会えるといいなと思っています。願わくば、納得できてしあわせな気持ちになれて最後観てよかった、、、、としみじみ思えるものを。もし、そんなオススメのものがあれば是非教えて頂けるとありがたいです。

   

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お越し下さりありがとうございました。

 

今日から40代最後の1年が始まりました。焦りと恐れと諦めと希望と仲良くしていこうと思います。  
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