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映画「淵に立つ」の残すもの

映画

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監督: 深田晃司 脚本: 深田晃司 出演:浅野忠信   筒井真理子   古舘寛治   太賀   篠川桃音

★★★☆☆(3.7)

トーリー:鈴岡家は郊外で小さな金属加工工場を営み、夫の利雄(古舘寛治)と妻の章江(筒井真理子)、10歳の娘・蛍(篠川桃音)は穏やかに暮らしていた。ある日、利雄の古い知り合いで、最近出所したばかりの草太郎浅野忠信)がやってくる。利雄は妻に何の相談もなく彼に職を与え、自宅の空室を提供する。

 

* この映画、ほとんど知識を入れずに、たまたま時間が合って、たまたまナイト料金で観れたっていう、でもこういうたまたまな流れで観るものは何らかの意味があったりするのかもなぁと思ったりします。

 

浅野忠信って立ってるだけで絵になるなぁって、去年のNHKドラマ、「ロング・グッドバイ」をみてて思っていました。彼の佇まいをみるだけでもいいかなと思ってたんですが、、、

 

もうこれはネタバレせずに書くのはとてつもなく難しいんです。だって当たり障りのないことしか書けませんものね。でもがんばって書いてみます。

 

笑いたい、楽しみたい、ドキドキしたい、ハラハラしたい、切ない気持ちに浸りたい、等々映画に求めるものはいろいろあると思うんですが、この映画は、はっきり言って、観ているうちに、身体も頭もだんだん得体の知れないものに浸食される感触が襲ってきます。

 

ホラー嫌いだから観ないんですが、ホラーより怖いかもしれない、、、ですよ。

 

浅野忠信の怖さ

家族。夫婦。親子。そこに入り込む異物。その異物を、浅野忠信が、そこにいるだけで怖~く演じてます。というか、彼は演じてるのかな?なんか演技してるっていう感じじゃないんですよね。喋るだけでそこにある空気が彼のものになる、というのかな。

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筒井真理子の怖さ

妻。母。女。筒井真理子という女優さんは底知れないちからを持っているんだなぁと感じました。その底知れなさ。前半と後半では体重を13キロ増やしたらしいです。全然違うひとみたいです。前半の色っぽさがいいんです。でも後半では、、、

 

古舘寛治の怖さ

初めのシーンで、もくもくと朝ご飯を食べてるんです。これだけで怖い。なんだろう。ふつうの朝。ふつうの食卓。家族。台所。そんなシーンなのに、不協和音を感じる。家族みんなでいるのに、そこに参加してないっていうか。ざわざわしちゃうんですよ。

 

ドラマでちょくちょくみるんですが、ちょい役が多いんですよね。見たくないけど見ちゃうような存在感がある。今、NHKのドラマにも出てるんですが、もうなんかすっごい神経質で高圧的でやな感じのおじさんで、見てて不快なレベル。なのに気になる。

 

いろんなこと抱えてるだろう父であり夫でもある古舘寛治は、その何考えてるか訳わからなさが怖いです。あんなひとと一緒に住むのはごめんだ、、、と思います。

 

家族とは何か? 夫婦とは?っていうような問いじゃなく、人間って、、、?という問いがぴったりくるんじゃないかなと思いました。

   

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お越し下さりありがとうございました。

 

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