ユーザー車検体験記 2
さて、前回の続きです。
ネットで予約をし、必要な書類等を持って、時間に余裕をもって、家を出ました。早めに行って、実際の検査を見学したいと思ったからです。
文章を読んでいても、何をどう検査するのか、なんにも掴めないんです。車のことよくわかっていないし、使われている言葉も難しい、、、
とにかく目の前で実際の検査を見て、何をすればいいのかを納得してからなら、きっと上手くいくはずだ!と思いました。
1.運輸局に到着
だだっぴろい駐車場に圧倒されながら、ナンバープレートのついてない新車がたくさんあって、いいのかな、、と思いつつ駐車しました。歩いているのはディーラーとか修理工場で働いているひとたちが多数。
事務所の中でユーザー車検というカウンターを見つけ、自賠責保険の支払い場所を聞きました。とにかく、「ユーザー車検は初めてなので」と断りをいれると、親切に教えてくれるように感じました。
2.申請書、印紙購入、自賠責支払い
まず、受付で、申請書を買います。25円です。
次に、検査の手数料、重量税を支払い、印紙を受け取ります。車検を見せれば、いくらか調べて金額を教えてくれます。
その次に自賠責。これも、今現在の証書を見せて支払います。
問題なく、スムーズ。
3.申請書記入
そして申請書に必要事項を記入します。ボールペンで書く箇所、えんぴつで書く箇所、それぞれ大きく見本が載っているので、それをしっかり見ながら書けば問題ありません。
名義が自分のものではない車でも家族なら代理で検査できるようです。
4.見学
ちゃんと検査レーンの中に、見学用歩行コースがあります。
そこを歩きながら、車をどう移動させるか、とか、何をするのか、とかじっくり見ました。次々と車がやってくるので、何台かの動きを見ていればわかるようになります。びっくりしたのは、検査レーンの中での指示は、ひとじゃなく、録音された音声と、画面に書かれてある文字なんですよ!
初めて聞くような言葉もありましたが(プローブとか)実際やっているのを見れば全然問題なさそう!!!と楽観的になりました。やっぱり一聞は一見に如かず。
5.さて検査!
時間になりました。申請書類、車検証、などなどを受付に提出し、レーンへ行ってください、と言われました。
どきどき。車に乗り込み、車検レーンの方へ。
さっき見学した第2レーンに行くことに決め、列に並びました。少しでも見慣れた場所がいいかなと。そうしたら、検査員の方がやってきたので、書類を渡しながら、「ユーザー車検はじめてです」と言い。車内の走行距離の数字を確認されました。
すぐに、ウインカー指示器、ブレーキ、ワイパー、ホーン、などがちゃんと動いてるかどうかの検査をされました。指示どおりに動かせばオッケー。
レーンに入る前に、車内に貼ってある既に期限の過ぎたシールを剥がすことと、ホイールについているカバーを外すよう言われました。カバーをはずす、、、、どうやって?
手で外せるとのことで、手を真っ黒にしながら四つのカバーを、持てる身体中の全ちからを込めて外しました。外せることすら初めて知りましたよ、、、
6.検査レーンへ
さて、待機だった指示が入場へ変わり、そろそろと車を前へ。
検査員のかたも、ふつうは誰もついていかないみたいだけれど、私が初心者だということで一緒についてきてくれました。もたもたして後がつかえたら困りますもんね。
ゆっくり走っていくと、溝があって、そこに前輪を入れます。なかなかその場所にタイヤが入ったかどうか、がわかりません。でも検査員の方がもう少し前へとか的確に指示してくれたのでこれもそれほど難しくなくがたん、と前輪が入りました。ここがいちばん難しい箇所だったかも!
車輪が固定され、文字の指示が出ます。「40キロでパッシング」
アクセルを踏み、40キロのスピードを出します。そしてパッシングもします。合格だと、○が表示されます。
そうしたら同じ場所で、ライトのチェック。これも機械がウイーンと動いてきて、勝手にチェックしてくれます。
その後、ブレーキのチェック。フットと駐車、それぞれを。指示に合わせて踏んだり離したり。
それが終わると、車を前に進ませます。排気のチェック。プローブと呼ばれる機械を、マフラーに差し込みます。合格になると、申請書を機械に入れ、刻印。これも忘れないように、検査員の方からちゃんと指示があります。
そして最後。前に進ませると、下が空いていて、車の真下からチェックされます。下回り検査というもののようです。カンカンという音がします。それもオッケーなら、また申請書を機械に入れ、全てがおしまい。
おしまい。
7.総合受付へ
終わったら、駐車スペースへ止め、最終の受付へ書類を出します。5分もしないうちに、名前が呼ばれ、何かを渡されます。見ると、、、ええええ、新しい車検証と前のウインドウに貼るシール!!!もうもらえるの~?こんなにすぐに!
結構感動します。自分で申請書を書き、お金を支払い、検査を受け(検査員の方々にお世話になりつつ)、手にした車検証。
こんなに車検証って愛しいものだったろうか、、、、
びっくりしますよ、ただの書類なのに愛着が湧くって。その日はずっと車検証を見つめながらニヤニヤしてたら、娘にひかれました、、、
と、こんな感じのユーザー車検。あまり参考にはならなかったかもしれませんね。最後にちょっとこの検査を経験してみて感じたことを。
8.感想
◎ 車検。言葉は知ってはいるけれど、何をするのか、全然わかってませんでした。ディーラーに頼んでおしまい。そのディーラーのどなたかが、私の車を運輸局に運び、検査を受ける。その手間に私はお金を払っていたんだなぁ。
◎ 実際の検査はそれほど面倒ではなく、私のような車のことを全然知らない素人でも受けて合格できます。
◎ この検査を受けるための手数料は1700円だけ。(私の車の場合)
◎ 法律で定められていることを遵守しつつ(この車検を受けること)、加えて、自分の車を安全に運転するためには何をどうするのがいいのか、を考えるきっかけになりました。
◎ 自分の車のナンバーさえ把握してなかったけれど、何回か書類に書くうちに、覚えました。笑
2年後にはまたディーラーにお願いするかもしれません。その時は、取り替えの必要なもの、不必要なものをしっかり伝えて、ムダなものにはお金を払いすぎないようにしようとは思ってます。いや、やっぱりディーラーには行かないかな。
日常であまりドキドキすることがないので、久しぶりのドキドキ感。わくわく感。結構楽しみました♪
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