もったいない、という気持ちがもったいない時もある
[caption id="attachment_1944" align="alignnone" width="640"] DSA / Pixabay[/caption]
昨日書いた、おうちTシャツですが、2枚新調したので、格落ちさせていたTシャツを処分することにしました。
左は買ったのが3年前でそれほど着ないうちに毛玉がひどくなり、去年外で着るのをやめました。右は、これがすごい古いです。15年?20年?
ラルフローレンのセールで買ったTシャツで、生地が強いし首周りもへたってこないので、家用にしてからもずっと着続けてきました。
でもそろそろ色の褪せ具合がひどくなってきました。生地も薄くなってきて、着ていてもときめきません。
ブランドだし、まだ着られるし、もったいないからという後ろ向きの理由で着るのはやめようと思いました。
もったいない。この言葉は魔法です。聞くと、捨てたり処分したりするのが途端に後ろめたくなります。
私の母も義母も、やはりもったいないという言葉をよく使う人です(でした)。そしてモノを溜め込んで外に出さずにいます。
友人も、自分の母や義母たちがひとりで住んでいる家がモノで埋め尽くされているのを見るにつけ、絶望的になると言っています。
こどもの頃からそういう母に育てられた私たちも、「もったいない」という言葉には弱いです。処分する後ろめたさから逃れるには、何も行動を起こさず、そのままにしておくのが一番楽です。
誰だって、罪悪感を感じながら、誰かに文句を言われながら、捨てたりしたくない。だから、自分自身にも言い訳してきました。
もったいないから、捨てない。もったいないから、着る。外では無理でも家なら大丈夫。
でも、それは、やっていることの本質を見ると、そちらの方が「もったいない」のかもしれません。
時間は有限です。いつか、は来ないかもしれません。だったら、今この時間を大事に、気持ちよく過ごせるようにシフトしていこうと思います。「もったいない」と思いながら我慢して過ごすことはやめようと思います。
着たい洋服があるなら。うち、そとに関わらず、ときめいたり、るんるんするような気持ちを持っていたいなと思うなら、着たくない洋服をクローゼットにそのまま置いておかずに、感謝の気持ちを込めて処分しよう。
長いあいだ着ていた洋服たちに気持ちを込めてさようならをしようと思います。
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