おとなで良かった… おとな買いした話
この間、早く眠りにつきすぎて、夜中に目が覚めてしまいました。スマホでTwitterを見たり気になるブログを読んだりしてました。それでも眠くなりません。
眠れない夜とある出会い
一番いいのは落語を聞くことなんです。結構すぐ眠れます笑 でも残念なことにイアフォンが枕元になかったので諦めました。
そこで、眠れないときに時々見に行く、マンガのサイトへ。そこでちらっと見つけたのが、「3巻無料」いう文字と、今までに見たことがあるマンガのタイトル。
見たことはあるし興味はあるんだけれど、読むまでには至っていないというマンガや本、ありませんか。それも昔から。
有名なもので興味はあるのに敷居が高いというか、きっかけがなかったというか。
その日見かけたマンガはきっと3巻無料じゃなかったら読んでいなかったと思うし、あ、見たことはあるなぁってスルーして他のを読んでおしまいだったと思います。
そういう意味で、私がそのマンガを読むことになったのは何かしら理由があるのかなぁ、まぁないんだろうけど。
3巻無料が絶妙だった
時系列で言うと、現在から始まり、そこから過去へ遡るという手法。最初の場面に至った理由、その謎を知りたいがために読み続け、気づいたら3巻終わっていました。
そしてちょうどこれからが佳境!!っていうところで次巻へ… という具合。
うまい!!そのサイトの3巻無料という設定が絶妙過ぎ。1巻無料ならそこで終わっていたかもしれない。もう3巻まで来ちゃったら、後読まないことには寝れない!!くらいになってました。まんまと策に落ちてしまったわけです。
大人買い
3巻無料、とは言っても、4巻から最後の10巻まで買えばいいっていうものじゃない内容でした。これはきっと読み返したくなる。なので、10巻全部買うことにしました。
今、いろんなサイトで電子書籍買えます。で、いろいろ調べたら、Amazonがお得でした。紙で買おうかとも思ったんです。でも、その時、すぐに、もう今すぐに、読みたかったんです。
ああ、おとなでよかった~~~と夜中、布団のなかでしみじみ思いました。10巻で5000円弱。高いけど、ちょっと高いけど、出せないわけじゃない。
買って、すぐダウンロードして、4巻を読み始め、気づいたら起きる時間になってました。
残酷な神が支配する
これがそのマンガのタイトルです。見るからに暗そう。そして深そう。作者は萩尾望都。
10巻。長いです。そしてきついです。欝々としてきます。
絶望と破壊と悲しみ。
ネタばれせずに書くのはなかなか難しいのでこれくらいにしておきます。
ストーリーもそうですが、絵そのものに心を撃ち抜かれました。ここまでの表現があるのか、と。心象を描くのにこんな描き方があるのか。すごい。すごい。ただただ感動しました。
ただ、ひとつ言えるのは、ダメなひとはダメかもしれません。なので、それほどお勧めはしません。
今日は、ああおとなで良かった… と思ったはなしでした。
*日々の暮らし手帖
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